【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR大村線 (早岐駅～諫早駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +5.3％( +3.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2019年)に比べて -5.6％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 22.9年から -1.6 ％減)。平均土地面積は 116.2 坪 (昨年 82.5 坪から +40.8 ％増)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 61.9 坪から -26.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。竹松駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは川棚駅で昨年に比べ -62.9 ％、坪単価は 29.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(岩松駅、諫早駅)は +382.5 ％(坪単価 +73.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川棚駅、早岐駅)は -52.2 ％(坪単価 -37.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.7 ％ → 2020年 5.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.1 ％ → 2020年 30.6 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.1 ％ → 2020年 2.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +213.4％( +71.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -62.9％( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR大村線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 早岐駅 | 35.1万/坪 (34.3年/82.9坪) | 60.1万/坪 (23.6年/73.9坪) | 38.1万/坪 (32.8年/58.4坪) |
| ハウステンボス駅 | - | - | 105万/坪 (26.0年/112坪) |
| 南風崎駅 | - | - | - |
| 小串郷駅 | - | - | 11.7万/坪 (0年/56.0坪) |
| 川棚駅 | 29.0万/坪 (22.0年/128坪) | 78.1万/坪 (0年/49.9坪) | 15.0万/坪 (33.0年/78.7坪) |
| 彼杵駅 | 6.3万/坪 (34.0年/127坪) | - | - |
| 千綿駅 | - | 13.1万/坪 (48.4年/276坪) | - |
| 松原駅 | 49.5万/坪 (19.3年/218坪) | - | 62.4万/坪 (4.5年/61.3坪) |
| 竹松駅 | 58.4万/坪 (20.9年/70.3坪) | 71.4万/坪 (15.3年/62.6坪) | 62.3万/坪 (16.5年/101坪) |
| 新大村駅 | - | - | - |
| 諏訪駅 | 54.8万/坪 (13.6年/53.2坪) | 53.3万/坪 (22.0年/77.7坪) | 52.7万/坪 (12.6年/91.8坪) |
| 大村駅 | 61.9万/坪 (32.0年/190坪) | 61.2万/坪 (22.3年/75.1坪) | 48.8万/坪 (23.7年/84.1坪) |
| 岩松駅 | 89.9万/坪 (9.0年/90.8坪) | 13.8万/坪 (30.0年/64.3坪) | 70.7万/坪 (18.8年/91.1坪) |
| 諫早駅 | 104万/坪 (7.0年/117坪) | 33.3万/坪 (19.3年/69.8坪) | 76.8万/坪 (9.8年/107坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩松駅 89.9 万/坪(昨年同期比 +551.6 ％)
岩松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +551.6％( +76.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 9.0年(昨年 30.0年から -70.0 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 64.3 坪から +41.2 ％増)。平均建物面積は 17.4 坪 (昨年 34.8 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 30.0 年 → 2020年 9.0 年、-70.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.0 分 → 2020年 14.5 分、-34.1 ％と大きく減少)
諫早駅 104.3 万/坪(昨年同期比 +213.4 ％)
諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +213.4％( +71.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 7.0年(昨年 19.3年から -63.8 ％減)。平均土地面積は 116.7 坪 (昨年 69.8 坪から +67.2 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 39.3 坪から +46.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.3 年 → 2020年 7.0 年、-63.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 21.0 分 → 2020年 24.1 分、+14.9 ％と増加)
川棚駅 29.0 万/坪(昨年同期比 -62.9 ％)
川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -62.9％( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 127.8 坪 (昨年 49.9 坪から +156.1 ％増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 33.3 坪から +2.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 14.8 分、+145.8 ％と大きく増加)
早岐駅 35.1 万/坪(昨年同期比 -41.5 ％)
早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -41.5％( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて -61.5％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 23.6年から +45.1 ％増)。平均土地面積は 82.9 坪 (昨年 73.9 坪から +12.2 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 57.2 坪から -36.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.6 年 → 2020年 34.3 年、+45.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 15.5 分 → 2020年 18.4 分、+19.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示