【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR奥羽本線 (院内駅～陣場駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.4％( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 91 件(１年前(2023年)に比べて -35.5％( -50件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 25.8年から +35.7 ％増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 98.2 坪から -0.7 ％減)。平均建物面積は 49.0 坪 (昨年 54.2 坪から -9.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。横手駅、八郎潟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは追分駅で昨年に比べ +308154.5 ％、坪単価は 33.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(追分駅、八郎潟駅)は +154111.8 ％(坪単価 +22.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(十文字駅、神宮寺駅)は -66.1 ％(坪単価 -18.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 28.4 分 → 2024年 24.7 分、-13.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.1 ％ → 2024年 36.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 4.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 25.8 年 → 2024年 35.1 年、+35.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 ％ → 2024年 43.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.7 ％ → 2024年 5.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.0％( -1.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神宮寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -65.0％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 院内駅 | - | - | - |
| 横堀駅 | - | 6.4万/坪 (39.0年/303坪) | 6.6万/坪 (34.0年/130坪) |
| 三関駅 | - | - | - |
| 上湯沢駅 | 1.1万/坪 (56.0年/69.6坪) | - | - |
| 湯沢駅 | 12.3万/坪 (39.6年/133坪) | 25.8万/坪 (22.2年/123坪) | 40.6万/坪 (32.4年/171坪) |
| 下湯沢駅 | - | - | 21.2万/坪 (29.0年/109坪) |
| 十文字駅 | 15.8万/坪 (38.0年/105坪) | 48.0万/坪 (16.5年/118坪) | 22.8万/坪 (35.6年/127坪) |
| 醍醐駅 | - | - | - |
| 柳田駅 | - | 19.5万/坪 (34.5年/144坪) | - |
| 横手駅 | 38.2万/坪 (25.0年/192坪) | 25.6万/坪 (30.8年/96.9坪) | 46.8万/坪 (20.6年/141坪) |
| 後三年駅 | - | - | - |
| 飯詰駅 | 33.1万/坪 (52.0年/133坪) | - | 11.1万/坪 (40.0年/363坪) |
| 大曲駅 | 59.2万/坪 (1.0年/64.5坪) | 60.4万/坪 (20.0年/73.4坪) | 42.9万/坪 (27.8年/105坪) |
| 神宮寺駅 | 2.8万/坪 (51.0年/109坪) | 7.9万/坪 (24.0年/104坪) | 77.1万/坪 (0年/81.7坪) |
| 刈和野駅 | - | - | - |
| 峰吉川駅 | - | - | - |
| 羽後境駅 | - | - | - |
| 大張野駅 | - | - | - |
| 和田駅 | 68.9万/坪 (3.0年/54.5坪) | - | - |
| 四ツ小屋駅 | 39.0万/坪 (30.8年/70.3坪) | 44.5万/坪 (20.3年/133坪) | 71.4万/坪 (19.8年/68.6坪) |
| 秋田駅 | 49.2万/坪 (32.6年/88.0坪) | 48.2万/坪 (28.2年/95.5坪) | 57.6万/坪 (25.1年/102坪) |
| 泉外旭川駅 | 37.2万/坪 (37.7年/64.3坪) | 56.5万/坪 (25.7年/60.9坪) | 78.0万/坪 (27.3年/67.8坪) |
| 土崎駅 | 43.2万/坪 (41.8年/101坪) | 48.7万/坪 (19.6年/77.5坪) | 44.2万/坪 (24.2年/80.1坪) |
| 上飯島駅 | 34.8万/坪 (32.0年/191坪) | 35.2万/坪 (19.3年/56.3坪) | 44.8万/坪 (22.5年/74.4坪) |
| 追分駅 | 33.6万/坪 (23.0年/75.6坪) | 0.01万/坪 (52.0年/87.7坪) | 46.0万/坪 (23.6年/87.7坪) |
| 大久保駅 | 17.8万/坪 (45.3年/75.6坪) | 24.2万/坪 (13.5年/296坪) | - |
| 羽後飯塚駅 | - | - | 37.2万/坪 (21.0年/56.0坪) |
| 井川さくら駅 | - | - | 63.2万/坪 (0年/109坪) |
| 八郎潟駅 | 29.8万/坪 (19.0年/56.0坪) | 17.6万/坪 (34.5年/165坪) | 16.1万/坪 (24.0年/242坪) |
| 鯉川駅 | - | - | - |
| 鹿渡駅 | - | - | - |
| 森岳駅 | - | 19.1万/坪 (0年/333坪) | - |
| 北金岡駅 | - | - | - |
| 東能代駅 | 1.9万/坪 (49.0年/54.5坪) | - | - |
| 鶴形駅 | - | - | - |
| 富根駅 | - | - | - |
| 二ツ井駅 | 6.6万/坪 (39.0年/130坪) | - | - |
| 前山駅 | - | - | - |
| 鷹ノ巣駅 | 14.6万/坪 (35.0年/163坪) | 35.5万/坪 (26.0年/123坪) | 40.1万/坪 (23.0年/76.8坪) |
| 糠沢駅 | - | - | - |
| 早口駅 | - | - | - |
| 下川沿駅 | - | - | 6.5万/坪 (27.5年/106坪) |
| 大館駅 | 19.4万/坪 (40.8年/71.3坪) | 44.4万/坪 (30.5年/125坪) | 33.8万/坪 (28.6年/170坪) |
| 白沢駅 | - | - | - |
| 陣場駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
追分駅 33.6 万/坪(昨年同期比 +308154.5 ％)
追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +308154.5％( +33.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 52.0年から -55.8 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 87.7 坪から -13.8 ％減)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 18.2 坪から +145.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 52.0 年 → 2024年 23.0 年、-55.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.0 分 → 2024年 7.5 分、-16.7 ％と減少)
八郎潟駅 29.8 万/坪(昨年同期比 +69.0 ％)
八郎潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +69.0％( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 34.5年から -44.9 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 164.9 坪から -66.1 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 152.8 坪から -80.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.5 年 → 2024年 19.0 年、-44.9 ％と大きく減少)
十文字駅 15.8 万/坪(昨年同期比 -67.2 ％)
十文字駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.2％( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.0年(昨年 16.5年から +130.3 ％増)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 118.0 坪から -10.9 ％減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 35.5 坪から +48.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.0 分 → 2024年 11.5 分、-36.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.5 年 → 2024年 38.0 年、+130.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
神宮寺駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -65.0 ％)
神宮寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -65.0％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 24.0年から +112.5 ％増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 104.4 坪から +4.3 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 44.6 坪から -18.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.0 分 → 2024年 4.0 分、-78.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.0 年 → 2024年 51.0 年、+112.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示