この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のえちぜん鉄道三国芦原線 (福井口駅～三国港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +64.4％( +18.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2022年)に比べて -26.1％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 31.7年から -14.3 ％減)。平均土地面積は 92.0 坪 (昨年 89.7 坪から +2.6 ％増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 62.6 坪から -14.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。福井口駅、日華化学前駅、三国港駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新田塚駅で昨年に比べ +549.4 ％、坪単価は 75.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(新田塚駅、福大前西福井駅)は +497.1 ％(坪単価 +61.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三国駅、日華化学前駅)は -31.7 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 31.7 年 → 2023年 27.2 年、-14.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.1 ％ → 2023年 37.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 18.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 31.8 ％ → 2023年 43.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.1 ％ → 2023年 23.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八ツ島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +144.4％( +45.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.0％( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| えちぜん鉄道三国芦原線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福井口駅 | 54.0万/坪 (48.0年/40.8坪) | 43.2万/坪 (28.5年/95.3坪) | 26.4万/坪 (34.0年/45.4坪) |
| まつもと町屋駅 | - | 45.6万/坪 (25.0年/65.0坪) | 43.4万/坪 (31.4年/66.6坪) |
| 西別院駅 | 117万/坪 (0年/34.8坪) | - | - |
| 田原町駅 | 25.3万/坪 (57.0年/72.6坪) | - | - |
| 福大前西福井駅 | 72.1万/坪 (11.3年/81.7坪) | 13.2万/坪 (50.0年/45.4坪) | 22.1万/坪 (33.0年/75.6坪) |
| 日華化学前駅 | 59.2万/坪 (31.0年/49.9坪) | 48.6万/坪 (27.4年/168坪) | 80.9万/坪 (1.0年/45.4坪) |
| 八ツ島駅 | 77.1万/坪 (0年/45.4坪) | 31.6万/坪 (50.0年/99.8坪) | 99.2万/坪 (0年/57.5坪) |
| 新田塚駅 | 75.1万/坪 (0年/42.4坪) | 11.6万/坪 (43.0年/40.8坪) | - |
| 中角駅 | - | - | - |
| 鷲塚針原駅 | 12.7万/坪 (43.0年/245坪) | - | - |
| 太郎丸エンゼルランド駅 | - | 24.3万/坪 (18.0年/72.6坪) | - |
| 西春江ハートピア駅 | 1.4万/坪 (32.0年/72.6坪) | - | - |
| 西長田ゆりの里駅 | - | - | - |
| 下兵庫こうふく駅 | - | - | - |
| 大関駅 | - | 40.2万/坪 (25.0年/69.6坪) | - |
| 本荘駅 | - | - | - |
| 番田駅 | - | - | - |
| あわら湯のまち駅 | - | 3.3万/坪 (48.5年/74.1坪) | 19.5万/坪 (28.0年/454坪) |
| 水居駅 | - | - | - |
| 三国神社駅 | - | 69.4万/坪 (1.0年/69.6坪) | 26.7万/坪 (23.0年/127坪) |
| 三国駅 | 3.8万/坪 (50.0年/133坪) | 25.1万/坪 (30.7年/86.7坪) | - |
| 三国港駅 | 16.0万/坪 (43.0年/153坪) | 11.6万/坪 (33.3年/66.6坪) | 9.7万/坪 (36.5年/154坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新田塚駅 75.1 万/坪(昨年同期比 +549.4 ％)
新田塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.1万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +549.4％( +63.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 43.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 40.8 坪から +3.7 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 30.3 坪から +10.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 43.0 年 → 2023年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
福大前西福井駅 72.1 万/坪(昨年同期比 +444.9 ％)
福大前西福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.1万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +444.9％( +58.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 50.0年から -77.5 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 45.4 坪から +80.0 ％増)。平均建物面積は 65.4 坪 (昨年 57.5 坪から +13.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 50.0 年 → 2023年 11.3 年、-77.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 18.5 分、+270.0 ％と大きく増加)
三国駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -85.0 ％)
三国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.0％( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 30.7年から +63.0 ％増)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 86.7 坪から +53.5 ％増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 47.4 坪から +40.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.3 分 → 2023年 6.0 分、-60.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.7 年 → 2023年 50.0 年、+63.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
日華化学前駅 59.2 万/坪(昨年同期比 +21.6 ％)
日華化学前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +21.6％( +10.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 27.4年から +13.4 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 167.5 坪から -70.2 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 164.4 坪から -82.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.2 分 → 2023年 4.0 分、-61.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 27.4 年 → 2023年 31.0 年、+13.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示