【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の京浜急行逗子線 (金沢文庫駅～逗子・葉山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.9％( +4.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 191 件(１年前(2021年)に比べて -15.5％( -35件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 15.6年から +40.8 ％増)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 46.6 坪から +9.5 ％増)。平均建物面積は 33.2 坪 (昨年 36.7 坪から -9.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。金沢八景駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは金沢八景駅で昨年に比べ +39.8 ％、坪単価は 172 万円/坪となった。
上位 1 駅(金沢八景駅)は +39.8 ％(坪単価 +49.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神武寺駅)は -20.8 ％(坪単価 -22.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.8 ％ → 2022年 8.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.3 ％ → 2022年 27.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.6 年 → 2022年 22.0 年、+40.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.2 ％ → 2022年 23.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.5 ％ → 2022年 27.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢八景駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +39.8％( +49.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神武寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.8万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.8％( -22.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 京浜急行逗子線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金沢文庫駅 | 116万/坪 (24.5年/54.5坪) | 122万/坪 (16.8年/47.2坪) | 119万/坪 (13.3年/46.7坪) |
| 金沢八景駅 | 172万/坪 (21.9年/40.2坪) | 123万/坪 (12.7年/44.6坪) | 119万/坪 (9.8年/48.3坪) |
| 六浦駅 | 119万/坪 (16.2年/49.8坪) | 108万/坪 (14.6年/44.0坪) | 108万/坪 (14.1年/40.1坪) |
| 神武寺駅 | 84.8万/坪 (28.0年/51.2坪) | 107万/坪 (13.8年/45.0坪) | 84.5万/坪 (24.3年/36.6坪) |
| 逗子・葉山駅 | 162万/坪 (19.7年/41.1坪) | 161万/坪 (5.3年/82.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
金沢八景駅 171.9 万/坪(昨年同期比 +39.8 ％)
金沢八景駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +39.8％( +49.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 12.7年から +72.6 ％増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 44.6 坪から -10.0 ％減)。平均建物面積は 27.3 坪 (昨年 60.8 坪から -55.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.0 ％ → 2022年 18.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.7 年 → 2022年 21.9 年、+72.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.4 分 → 2022年 19.6 分、+27.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 ％ → 2022年 27.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.0 ％ → 2022年 31.8 ％)
神武寺駅 84.8 万/坪(昨年同期比 -20.8 ％)
神武寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.8万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.8％( -22.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 13.8年から +103.1 ％増)。平均土地面積は 51.2 坪 (昨年 45.0 坪から +13.8 ％増)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 33.5 坪から +5.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.4 分 → 2022年 7.0 分、-25.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 57.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.8 年 → 2022年 28.0 年、+103.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 42.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示