【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の西武拝島線 (小平駅~拝島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.4%( -10.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 105 件(1年前(2023年)に比べて -70.9%( -256件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 13.4年から +38.0 %増)。平均土地面積は 38.0 坪 (昨年 42.7 坪から -10.9 %減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 36.7 坪から -14.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。小平駅、拝島駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは東大和市駅で昨年に比べ -25.4 %、坪単価は 98.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵砂川駅、小平駅)は -0.2 %(坪単価 -0.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東大和市駅、玉川上水駅)は -20.5 %(坪単価 -28.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.0 % → 2024年 7.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.4 年 → 2024年 18.5 年、+38.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.7 % → 2024年 22.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.6 % → 2024年 12.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった萩山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.8%( -22.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東大和市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.8万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -25.4%( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -63件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武拝島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小平駅 | 129万/坪 (20.1年/40.4坪) | 134万/坪 (15.6年/46.1坪) | 145万/坪 (8.8年/35.3坪) |
萩山駅 | 138万/坪 (11.1年/34.0坪) | 160万/坪 (5.1年/32.5坪) | 137万/坪 (12.4年/31.6坪) |
小川駅 | 122万/坪 (18.8年/42.8坪) | 129万/坪 (16.6年/36.1坪) | 140万/坪 (16.1年/34.1坪) |
東大和市駅 | 98.8万/坪 (31.0年/33.0坪) | 132万/坪 (12.5年/41.3坪) | 125万/坪 (13.6年/40.8坪) |
玉川上水駅 | 127万/坪 (16.1年/45.8坪) | 151万/坪 (10.3年/32.4坪) | 131万/坪 (14.9年/34.2坪) |
武蔵砂川駅 | 117万/坪 (15.7年/35.9坪) | 114万/坪 (14.8年/44.0坪) | 113万/坪 (10.1年/42.4坪) |
西武立川駅 | 101万/坪 (16.4年/36.6坪) | 107万/坪 (12.3年/46.8坪) | 111万/坪 (10.2年/44.5坪) |
拝島駅 | 121万/坪 (14.1年/40.9坪) | 127万/坪 (12.6年/43.2坪) | 120万/坪 (14.4年/43.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵砂川駅 117.0 万/坪(昨年同期比 +3.1 %)
武蔵砂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +3.1%( +3.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -66.1%( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 14.8年から +6.3 %増)。平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 44.0 坪から -18.5 %減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 39.8 坪から -34.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 % → 2024年 5.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.9 % → 2024年 26.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.4 % → 2024年 21.1 %)
小平駅 129.1 万/坪(昨年同期比 -3.4 %)
小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.4%( -4.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて -70.0%( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 15.6年から +28.9 %増)。平均土地面積は 40.4 坪 (昨年 46.1 坪から -12.3 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 39.1 坪から -15.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.9 分 → 2024年 11.9 分、-24.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.7 % → 2024年 27.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.6 年 → 2024年 20.1 年、+28.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 % → 2024年 11.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 5.6 %)
東大和市駅 98.8 万/坪(昨年同期比 -25.4 %)
東大和市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.8万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -25.4%( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -63件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 12.5年から +147.9 %増)。平均土地面積は 33.0 坪 (昨年 41.3 坪から -20.2 %減)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 35.0 坪から -19.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.9 % → 2024年 8.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.5 年 → 2024年 31.0 年、+147.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 % → 2024年 23.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 53.8 %)
玉川上水駅 127.1 万/坪(昨年同期比 -15.7 %)
玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.7%( -23.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -78.9%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 10.3年から +56.1 %増)。平均土地面積は 45.8 坪 (昨年 32.4 坪から +41.2 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 26.7 坪から +81.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.3 年 → 2024年 16.1 年、+56.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 % → 2024年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示