【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の京王高尾線 (北野駅~高尾山口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.9万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.6%( +6.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 62 件(1年前(2021年)に比べて +6.9%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 20.7年から -1.7 %減)。平均土地面積は 49.7 坪 (昨年 52.4 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 33.3 坪から +2.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。京王片倉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京王片倉駅で昨年に比べ +52.3 %、坪単価は 138 万円/坪となった。
上位 1 駅(京王片倉駅)は +52.3 %(坪単価 +47.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山田駅)は -10.8 %(坪単価 -9.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 23.0 分 → 2022年 19.5 分、-15.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 % → 2022年 31.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.8 % → 2022年 18.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.1 % → 2022年 32.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京王片倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.3%( +47.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.0万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.8%( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
京王高尾線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北野駅 | 90.5万/坪 (25.4年/50.9坪) | 94.6万/坪 (19.9年/54.6坪) | 83.4万/坪 (21.6年/53.4坪) |
京王片倉駅 | 138万/坪 (10.7年/43.6坪) | 90.5万/坪 (16.3年/49.2坪) | 77.8万/坪 (27.3年/49.4坪) |
山田駅 | 78.0万/坪 (31.7年/32.4坪) | 87.5万/坪 (16.1年/45.4坪) | 94.9万/坪 (0.25年/41.3坪) |
めじろ台駅 | 116万/坪 (5.0年/39.7坪) | 105万/坪 (16.2年/54.3坪) | 80.5万/坪 (20.6年/65.0坪) |
狭間駅 | 102万/坪 (6.3年/43.1坪) | - | - |
高尾駅 | 78.5万/坪 (22.2年/56.4坪) | 67.4万/坪 (24.9年/52.2坪) | 62.4万/坪 (13.2年/57.1坪) |
高尾山口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京王片倉駅 137.8 万/坪(昨年同期比 +52.3 %)
京王片倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.3%( +47.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.7年(昨年 16.3年から -34.5 %減)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 49.2 坪から -11.4 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 34.0 坪から +1.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 16.3 年 → 2022年 10.7 年、-34.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.5 分 → 2022年 5.2 分、-54.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 60.0 %)
山田駅 78.0 万/坪(昨年同期比 -10.8 %)
山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.0万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.8%( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 16.1年から +96.8 %増)。平均土地面積は 32.4 坪 (昨年 45.4 坪から -28.7 %減)。平均建物面積は 24.5 坪 (昨年 32.5 坪から -24.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.3 分 → 2022年 10.2 分、-10.0 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.1 年 → 2022年 31.7 年、+96.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示