【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1.5％( +0.8万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 216 件(１年前(2019年)に比べて +17.4％( +32件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 27.5年から -10.6 ％減)。平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 77.7 坪から +2.0 ％増)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 61.0 坪から -6.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。柏崎駅、東柏崎駅、巻駅、内野西が丘駅、内野駅、寺尾駅、関屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは礼拝駅で昨年に比べ +1405.1 ％、坪単価は 41.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(礼拝駅、寺泊駅)は +900.2 ％(坪単価 +25.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(分水駅、吉田駅)は -82.9 ％(坪単価 -38.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 27.5 年 → 2020年 24.6 年、-10.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.3 ％ → 2020年 26.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.3 ％ → 2020年 24.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.0 ％ → 2020年 3.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 0.5 ％ → 2020年 0.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.8万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +37.1％( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった分水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.5％( -44.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR越後線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | 32.6万/坪 (29.5年/54.1坪) | 25.2万/坪 (37.0年/90.0坪) | 27.3万/坪 (24.5年/100坪) |
| 東柏崎駅 | 44.8万/坪 (22.5年/87.7坪) | 24.5万/坪 (22.0年/98.3坪) | 33.5万/坪 (21.3年/72.6坪) |
| 西中通駅 | 16.2万/坪 (35.8年/104坪) | - | - |
| 荒浜駅 | - | - | - |
| 刈羽駅 | - | - | - |
| 西山駅 | 0.5万/坪 (40.5年/206坪) | - | 3.9万/坪 (43.5年/248坪) |
| 礼拝駅 | 41.3万/坪 (8.5年/127坪) | 2.7万/坪 (32.5年/284坪) | - |
| 石地駅 | 24.8万/坪 (47.5年/257坪) | - | - |
| 小木ノ城駅 | - | - | - |
| 出雲崎駅 | - | 4.0万/坪 (47.5年/46.9坪) | 13.3万/坪 (34.5年/69.6坪) |
| 妙法寺駅 | - | - | - |
| 小島谷駅 | 1.6万/坪 (0年/203坪) | - | 25.4万/坪 (6.5年/151坪) |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | 16.4万/坪 (26.5年/78.7坪) | 3.3万/坪 (44.5年/66.6坪) | - |
| 分水駅 | 4.7万/坪 (42.5年/80.2坪) | 49.3万/坪 (37.0年/34.8坪) | - |
| 粟生津駅 | 10.3万/坪 (28.5年/166坪) | 10.3万/坪 (30.5年/36.3坪) | 6.0万/坪 (48.5年/163坪) |
| 南吉田駅 | 81.9万/坪 (0.5年/66.6坪) | - | - |
| 吉田駅 | 10.5万/坪 (34.9年/260坪) | 42.2万/坪 (19.7年/74.1坪) | 24.8万/坪 (50.5年/45.4坪) |
| 北吉田駅 | 54.9万/坪 (0.5年/48.4坪) | - | 69.6万/坪 (0.5年/45.4坪) |
| 岩室駅 | 9.9万/坪 (34.5年/198坪) | 23.2万/坪 (35.5年/92.3坪) | - |
| 巻駅 | 15.2万/坪 (28.5年/172坪) | 12.5万/坪 (44.0年/108坪) | 20.3万/坪 (30.5年/112坪) |
| 越後曽根駅 | 20.2万/坪 (33.3年/69.3坪) | 19.4万/坪 (27.2年/119坪) | 17.9万/坪 (21.0年/49.9坪) |
| 越後赤塚駅 | 38.0万/坪 (9.0年/129坪) | 53.2万/坪 (21.9年/103坪) | - |
| 内野西が丘駅 | 56.5万/坪 (0.5年/61.7坪) | 34.0万/坪 (22.5年/59.5坪) | 66.8万/坪 (10.7年/57.7坪) |
| 内野駅 | 32.0万/坪 (0年/72.6坪) | 17.1万/坪 (46.5年/44.9坪) | 21.5万/坪 (28.2年/82.8坪) |
| 新潟大学前駅 | 56.9万/坪 (21.2年/60.7坪) | 47.4万/坪 (22.5年/94.4坪) | 41.1万/坪 (34.2年/73.7坪) |
| 寺尾駅 | 51.2万/坪 (26.6年/42.4坪) | 33.7万/坪 (32.4年/60.9坪) | 69.2万/坪 (18.6年/90.8坪) |
| 小針駅 | 54.9万/坪 (17.7年/80.1坪) | 62.2万/坪 (21.8年/83.8坪) | 61.7万/坪 (17.2年/49.0坪) |
| 青山駅 | 42.8万/坪 (40.3年/100坪) | 59.5万/坪 (32.5年/50.4坪) | 54.3万/坪 (32.9年/47.9坪) |
| 関屋駅 | 79.8万/坪 (31.5年/37.8坪) | 58.2万/坪 (35.5年/66.9坪) | 87.1万/坪 (21.0年/122坪) |
| 白山駅 | 41.5万/坪 (33.1年/52.1坪) | 61.5万/坪 (36.9年/148坪) | 17.9万/坪 (40.9年/108坪) |
| 新潟駅 | 63.2万/坪 (22.8年/75.1坪) | 58.5万/坪 (25.8年/67.6坪) | 56.1万/坪 (23.4年/79.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
礼拝駅 41.3 万/坪(昨年同期比 +1405.1 ％)
礼拝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1405.1％( +38.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.5年(昨年 32.5年から -73.8 ％減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 284.4 坪から -55.3 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 178.5 坪から -86.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 32.5 年 → 2020年 8.5 年、-73.8 ％と大きく減少)
寺泊駅 16.4 万/坪(昨年同期比 +395.2 ％)
寺泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +395.2％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.5年(昨年 44.5年から -40.4 ％減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 66.6 坪から +18.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 18.2 坪から +75.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 44.5 年 → 2020年 26.5 年、-40.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 90.0 分 → 2020年 10.0 分、-88.9 ％と大きく減少)
分水駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -90.5 ％)
分水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.5％( -44.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.5年(昨年 37.0年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 34.8 坪から +130.4 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 34.0 坪から +51.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 17.0 分 → 2020年 15.0 分、-11.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 37.0 年 → 2020年 42.5 年、+14.9 ％と増加)
吉田駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -75.2 ％)
吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -75.2％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 19.7年から +76.8 ％増)。平均土地面積は 260.2 坪 (昨年 74.1 坪から +251.0 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 60.5 坪から +20.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 19.7 年 → 2020年 34.9 年、+76.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.2 分 → 2020年 17.0 分、+84.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示