【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の名鉄尾西線 (弥富駅～玉ノ井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +13.8％( +8.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 69 件(１年前(2020年)に比べて +6.2％( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 10.9年(昨年 13.1年から -17.2 ％減)。平均土地面積は 66.4 坪 (昨年 64.5 坪から +2.9 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 39.7 坪から +18.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。日比野駅、渕高駅、開明駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上丸渕駅で昨年に比べ +671.4 ％、坪単価は 56.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(上丸渕駅、森上駅)は +392.4 ％(坪単価 +39.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二子駅、観音寺駅)は -53.6 ％(坪単価 -39.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 13.1 年 → 2021年 10.9 年、-17.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 22.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.4 ％ → 2021年 15.2 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 58.9 ％ → 2021年 54.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった観音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -30.5％( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -76.7％( -37.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄尾西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥富駅 | - | 37.7万/坪 (20.0年/68.8坪) | - |
| 五ノ三駅 | - | 17.5万/坪 (44.0年/63.5坪) | - |
| 佐屋駅 | 61.3万/坪 (11.5年/86.2坪) | 78.6万/坪 (0.7年/56.0坪) | 56.0万/坪 (12.5年/53.4坪) |
| 日比野駅 | 95.8万/坪 (9.5年/50.3坪) | 72.6万/坪 (22.5年/70.4坪) | 89.0万/坪 (9.3年/48.4坪) |
| 津島駅 | 55.1万/坪 (18.7年/52.7坪) | 69.1万/坪 (0.5年/54.5坪) | 53.0万/坪 (9.0年/56.5坪) |
| 町方駅 | 70.4万/坪 (17.3年/42.4坪) | - | 83.9万/坪 (0年/69.1坪) |
| 六輪駅 | 44.1万/坪 (5.0年/52.9坪) | 51.6万/坪 (10.5年/98.3坪) | 49.6万/坪 (1.0年/51.4坪) |
| 渕高駅 | 71.4万/坪 (0年/84.7坪) | 36.1万/坪 (30.5年/51.4坪) | - |
| 丸渕駅 | - | 55.6万/坪 (0.7年/78.7坪) | - |
| 上丸渕駅 | 56.7万/坪 (1.0年/59.0坪) | 7.3万/坪 (0年/81.7坪) | 63.0万/坪 (1.0年/84.7坪) |
| 森上駅 | 56.4万/坪 (8.6年/58.7坪) | 26.4万/坪 (15.0年/72.6坪) | 44.4万/坪 (15.5年/183坪) |
| 山崎駅 | - | 47.2万/坪 (1.0年/52.9坪) | - |
| 玉野駅 | 57.8万/坪 (7.0年/133坪) | - | 27.2万/坪 (36.0年/54.5坪) |
| 萩原駅 | 44.3万/坪 (10.7年/107坪) | - | 66.1万/坪 (7.0年/62.8坪) |
| 二子駅 | 11.3万/坪 (58.0年/206坪) | 48.4万/坪 (13.3年/45.4坪) | 73.6万/坪 (27.5年/50.7坪) |
| 苅安賀駅 | 67.2万/坪 (6.3年/47.9坪) | - | 55.9万/坪 (24.5年/43.1坪) |
| 観音寺駅 | 96.1万/坪 (6.9年/56.2坪) | 138万/坪 (6.0年/81.7坪) | - |
| 名鉄一宮駅 | 88.9万/坪 (2.0年/43.1坪) | - | - |
| 西一宮駅 | 56.3万/坪 (21.0年/130坪) | 79.3万/坪 (7.0年/62.4坪) | 28.3万/坪 (42.0年/21.2坪) |
| 開明駅 | 79.2万/坪 (13.8年/43.4坪) | 55.7万/坪 (12.5年/54.1坪) | 79.3万/坪 (0.5年/75.6坪) |
| 奥町駅 | 63.1万/坪 (6.9年/79.6坪) | 68.1万/坪 (2.6年/62.9坪) | 79.7万/坪 (5.1年/45.0坪) |
| 玉ノ井駅 | 62.8万/坪 (0年/42.4坪) | - | 66.1万/坪 (1.0年/87.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上丸渕駅 56.7 万/坪(昨年同期比 +671.4 ％)
上丸渕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +671.4％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 81.7 坪から -27.8 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 40.8 坪から -22.2 ％減)。
森上駅 56.4 万/坪(昨年同期比 +113.3 ％)
森上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +113.3％( +30.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 15.0年から -42.7 ％減)。平均土地面積は 58.7 坪 (昨年 72.6 坪から -19.2 ％減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 22.7 坪から +52.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 15.0 年 → 2021年 8.6 年、-42.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.0 分 → 2021年 11.8 分、-54.6 ％と大きく減少)
二子駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -76.7 ％)
二子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -76.7％( -37.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 58.0年(昨年 13.3年から +335.0 ％増)。平均土地面積は 205.7 坪 (昨年 45.4 坪から +353.3 ％増)。平均建物面積は 124.0 坪 (昨年 33.8 坪から +267.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.3 年 → 2021年 58.0 年、+335.0 ％と大きく増加)
観音寺駅 96.1 万/坪(昨年同期比 -30.5 ％)
観音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -30.5％( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.9年(昨年 6.0年から +14.3 ％増)。平均土地面積は 56.2 坪 (昨年 81.7 坪から -31.2 ％減)。平均建物面積は 42.8 坪 (昨年 33.3 坪から +28.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 4.0 分、-55.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 6.0 年 → 2021年 6.9 年、+14.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示