【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の名鉄尾西線 (弥富駅~玉ノ井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -8.3%( -5.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 65 件(1年前(2019年)に比べて +75.7%( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.1年(昨年 10.5年から +24.8 %増)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 61.2 坪から +5.4 %増)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 35.8 坪から +10.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。佐屋駅、津島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西一宮駅で昨年に比べ +179.8 %、坪単価は 79.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(西一宮駅、佐屋駅)は +110.1 %(坪単価 +36.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上丸渕駅、森上駅)は -64.4 %(坪単価 -36.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.7 % → 2020年 6.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 % → 2020年 10.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.5 年 → 2020年 13.1 年、+24.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 % → 2020年 21.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 67.6 % → 2020年 58.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西一宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +179.8%( +50.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上丸渕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -88.3%( -55.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
名鉄尾西線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
弥富駅 | 37.7万/坪 (20.0年/68.8坪) | - | 58.5万/坪 (18.0年/44.6坪) |
五ノ三駅 | 17.5万/坪 (44.0年/63.5坪) | - | 53.5万/坪 (1.0年/43.9坪) |
佐屋駅 | 78.6万/坪 (0.7年/56.0坪) | 56.0万/坪 (12.5年/53.4坪) | 26.1万/坪 (18.5年/46.9坪) |
日比野駅 | 72.6万/坪 (22.5年/70.4坪) | 89.0万/坪 (9.3年/48.4坪) | 118万/坪 (0.5年/38.6坪) |
津島駅 | 69.1万/坪 (0.5年/54.5坪) | 53.0万/坪 (9.0年/56.5坪) | 53.2万/坪 (39.4年/166坪) |
町方駅 | - | 83.9万/坪 (0年/69.1坪) | - |
六輪駅 | 51.6万/坪 (10.5年/98.3坪) | 49.6万/坪 (1.0年/51.4坪) | 26.9万/坪 (23.0年/151坪) |
渕高駅 | 36.1万/坪 (30.5年/51.4坪) | - | 33.4万/坪 (42.0年/42.4坪) |
丸渕駅 | 55.6万/坪 (0.7年/78.7坪) | - | 47.2万/坪 (1.0年/66.6坪) |
上丸渕駅 | 7.3万/坪 (0年/81.7坪) | 63.0万/坪 (1.0年/84.7坪) | 59.8万/坪 (1.0年/72.6坪) |
森上駅 | 26.4万/坪 (15.0年/72.6坪) | 44.4万/坪 (15.5年/183坪) | 66.1万/坪 (1.0年/60.5坪) |
山崎駅 | 47.2万/坪 (1.0年/52.9坪) | - | 59.6万/坪 (0.5年/72.6坪) |
玉野駅 | - | 27.2万/坪 (36.0年/54.5坪) | 20.5万/坪 (22.0年/63.5坪) |
萩原駅 | - | 66.1万/坪 (7.0年/62.8坪) | 49.2万/坪 (16.7年/94.8坪) |
二子駅 | 48.4万/坪 (13.3年/45.4坪) | 73.6万/坪 (27.5年/50.7坪) | 50.5万/坪 (12.5年/44.6坪) |
苅安賀駅 | - | 55.9万/坪 (24.5年/43.1坪) | 57.1万/坪 (1.0年/54.5坪) |
観音寺駅 | 138万/坪 (6.0年/81.7坪) | - | 122万/坪 (0年/63.5坪) |
名鉄一宮駅 | - | - | - |
西一宮駅 | 79.3万/坪 (7.0年/62.4坪) | 28.3万/坪 (42.0年/21.2坪) | 92.0万/坪 (0年/51.4坪) |
開明駅 | 55.7万/坪 (12.5年/54.1坪) | 79.3万/坪 (0.5年/75.6坪) | 71.4万/坪 (9.7年/65.5坪) |
奥町駅 | 68.1万/坪 (2.6年/62.9坪) | 79.7万/坪 (5.1年/45.0坪) | 58.7万/坪 (9.3年/56.2坪) |
玉ノ井駅 | - | 66.1万/坪 (1.0年/87.7坪) | 85.0万/坪 (0.5年/45.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西一宮駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +179.8 %)
西一宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +179.8%( +50.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 42.0年から -83.3 %減)。平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 21.2 坪から +194.6 %増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 21.2 坪から +83.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 42.0 年 → 2020年 7.0 年、-83.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 15.0 分、+150.0 %と大きく増加)
佐屋駅 78.6 万/坪(昨年同期比 +40.3 %)
佐屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +40.3%( +22.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.7年(昨年 12.5年から -94.7 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 53.4 坪から +4.7 %増)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 31.0 坪から +5.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 12.5 年 → 2020年 0.7 年、-94.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
上丸渕駅 7.3 万/坪(昨年同期比 -88.3 %)
上丸渕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -88.3%( -55.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 84.7 坪から -3.6 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 31.8 坪から +28.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 30.0 分、+233.3 %と大きく増加)
森上駅 26.4 万/坪(昨年同期比 -40.4 %)
森上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -40.4%( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 15.5年から -3.2 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 183.0 坪から -60.3 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 93.0 坪から -75.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.0 分 → 2020年 26.0 分、+36.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示