【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の名鉄三河線 (猿投駅～碧南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +2.1％( +2.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 114 件(１年前(2022年)に比べて +12.9％( +13件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 11.5年から +21.5 ％増)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 67.9 坪から +2.1 ％増)。平均建物面積は 54.9 坪 (昨年 40.5 坪から +35.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梅坪駅、若林駅、刈谷市駅、小垣江駅、吉浜駅、高浜港駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは碧南中央駅で昨年に比べ +139.2 ％、坪単価は 197 万円/坪となった。
上位 2 駅(碧南中央駅、上挙母駅)は +136.0 ％(坪単価 +79.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(土橋駅、新川町駅)は -59.7 ％(坪単価 -112.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.4 ％ → 2023年 12.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.5 年 → 2023年 14.0 年、+21.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.1 ％ → 2023年 23.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.2 ％ → 2023年 10.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった碧南中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +139.2％( +114.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -58.8％( -57.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄三河線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 猿投駅 | 134万/坪 (9.8年/54.1坪) | 61.6万/坪 (22.0年/70.7坪) | 102万/坪 (7.3年/49.9坪) |
| 平戸橋駅 | 72.1万/坪 (23.8年/102坪) | 111万/坪 (0.5年/39.3坪) | 102万/坪 (4.0年/88.9坪) |
| 越戸駅 | 98.0万/坪 (9.0年/43.5坪) | - | - |
| 梅坪駅 | 76.1万/坪 (32.7年/249坪) | 43.5万/坪 (29.0年/62.0坪) | 79.0万/坪 (10.0年/134坪) |
| 豊田市駅 | 95.0万/坪 (14.2年/49.5坪) | 91.4万/坪 (14.1年/50.5坪) | 121万/坪 (4.6年/47.8坪) |
| 上挙母駅 | 77.0万/坪 (21.5年/109坪) | 33.1万/坪 (48.0年/60.5坪) | 93.7万/坪 (14.0年/166坪) |
| 土橋駅 | 109万/坪 (17.6年/50.5坪) | 277万/坪 (6.0年/259坪) | 123万/坪 (9.4年/46.9坪) |
| 竹村駅 | 107万/坪 (6.2年/49.0坪) | 117万/坪 (1.0年/40.8坪) | 94.4万/坪 (9.0年/40.3坪) |
| 若林駅 | 107万/坪 (9.4年/44.8坪) | 72.4万/坪 (33.4年/155坪) | 145万/坪 (7.0年/84.7坪) |
| 三河八橋駅 | 115万/坪 (13.5年/57.5坪) | 139万/坪 (1.3年/56.6坪) | 120万/坪 (8.3年/50.1坪) |
| 三河知立駅 | - | 69.0万/坪 (20.0年/40.8坪) | - |
| 知立駅 | 83.5万/坪 (17.7年/67.0坪) | 94.6万/坪 (23.0年/124坪) | 117万/坪 (2.0年/43.4坪) |
| 重原駅 | 126万/坪 (0年/69.6坪) | 198万/坪 (0年/48.4坪) | 125万/坪 (0.5年/55.2坪) |
| 刈谷駅 | 77.1万/坪 (34.0年/46.1坪) | 97.1万/坪 (12.8年/48.9坪) | 114万/坪 (5.0年/56.7坪) |
| 刈谷市駅 | 176万/坪 (0.5年/131坪) | 128万/坪 (4.0年/46.4坪) | 112万/坪 (0年/46.9坪) |
| 小垣江駅 | 133万/坪 (0.5年/34.0坪) | 108万/坪 (5.5年/40.1坪) | 97.2万/坪 (13.0年/61.8坪) |
| 吉浜駅 | 118万/坪 (0年/49.9坪) | 88.6万/坪 (8.0年/83.3坪) | 80.6万/坪 (8.0年/60.1坪) |
| 三河高浜駅 | 83.7万/坪 (13.0年/45.2坪) | 73.5万/坪 (8.0年/93.0坪) | 90.1万/坪 (11.3年/50.1坪) |
| 高浜港駅 | 84.2万/坪 (5.9年/63.2坪) | 61.2万/坪 (25.0年/42.4坪) | 66.7万/坪 (15.8年/49.9坪) |
| 北新川駅 | 68.5万/坪 (17.8年/51.4坪) | 86.3万/坪 (1.5年/41.6坪) | 90.6万/坪 (4.5年/56.7坪) |
| 新川町駅 | 40.5万/坪 (31.0年/178坪) | 98.3万/坪 (0年/42.4坪) | 59.0万/坪 (27.5年/74.9坪) |
| 碧南中央駅 | 197万/坪 (20.8年/114坪) | 82.5万/坪 (2.0年/95.6坪) | 97.9万/坪 (3.6年/72.2坪) |
| 碧南駅 | 66.5万/坪 (9.3年/48.8坪) | 75.8万/坪 (10.9年/46.8坪) | 81.9万/坪 (1.0年/47.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
碧南中央駅 197.4 万/坪(昨年同期比 +139.2 ％)
碧南中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +139.2％( +114.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 2.0年から +941.6 ％増)。平均土地面積は 113.9 坪 (昨年 95.6 坪から +19.2 ％増)。平均建物面積は 51.7 坪 (昨年 30.6 坪から +68.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 2.0 年 → 2023年 20.8 年、+941.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
上挙母駅 77.0 万/坪(昨年同期比 +132.8 ％)
上挙母駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.0万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +132.8％( +43.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 48.0年から -55.2 ％減)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 60.5 坪から +80.0 ％増)。平均建物面積は 151.3 坪 (昨年 24.2 坪から +525.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 48.0 年 → 2023年 21.5 年、-55.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 11.5 分、-61.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
土橋駅 109.3 万/坪(昨年同期比 -60.6 ％)
土橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -60.6％( -167.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 6.0年から +193.3 ％増)。平均土地面積は 50.5 坪 (昨年 259.4 坪から -80.5 ％減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 37.8 坪から -7.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 27.5 分 → 2023年 16.0 分、-41.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 6.0 年 → 2023年 17.6 年、+193.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 40.0 ％)
新川町駅 40.5 万/坪(昨年同期比 -58.8 ％)
新川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -58.8％( -57.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 178.0 坪 (昨年 42.4 坪から +320.2 ％増)。平均建物面積は 186.0 坪 (昨年 31.0 坪から +500.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 10.7 分、+77.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示