【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のリニモ (藤が丘駅～八草駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3.1％( +3.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 85 件(１年前(2023年)に比べて -40.1％( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 15.5年から +6.4 ％増)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 59.7 坪から +5.5 ％増)。平均建物面積は 52.4 坪 (昨年 58.6 坪から -10.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長久手古戦場駅、公園西駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長久手古戦場駅で昨年に比べ +35.6 ％、坪単価は 147 万円/坪となった。
上位 2 駅(長久手古戦場駅、公園西駅)は +29.1 ％(坪単価 +35.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(芸大通駅、八草駅)は -48.9 ％(坪単価 -47.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.1 ％ → 2024年 41.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.8 分 → 2024年 19.4 分、+15.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.8 ％ → 2024年 12.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.5 ％ → 2024年 6.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった公園西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.6％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった芸大通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.8万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.1％( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| リニモ | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 藤が丘駅 | 114万/坪 (19.5年/59.5坪) | 112万/坪 (19.9年/67.7坪) | 105万/坪 (18.2年/65.8坪) |
| はなみずき通駅 | 126万/坪 (19.0年/60.3坪) | 130万/坪 (6.2年/46.1坪) | 133万/坪 (12.6年/55.9坪) |
| 杁ケ池公園駅 | 137万/坪 (14.6年/83.3坪) | 144万/坪 (13.3年/58.0坪) | 116万/坪 (20.2年/69.5坪) |
| 長久手古戦場駅 | 147万/坪 (9.0年/50.9坪) | 108万/坪 (14.0年/46.7坪) | 111万/坪 (17.3年/76.3坪) |
| 芸大通駅 | 28.8万/坪 (36.5年/66.6坪) | 60.2万/坪 (35.2年/62.4坪) | 57.9万/坪 (21.3年/67.1坪) |
| 公園西駅 | 181万/坪 (0.4年/59.6坪) | 148万/坪 (5.1年/58.4坪) | 127万/坪 (8.9年/61.3坪) |
| 八草駅 | 76.6万/坪 (18.0年/59.0坪) | 141万/坪 (0.13年/57.5坪) | 128万/坪 (0.13年/48.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長久手古戦場駅 147.0 万/坪(昨年同期比 +35.6 ％)
長久手古戦場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +35.6％( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -44.4％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 14.0年から -35.7 ％減)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 46.7 坪から +9.0 ％増)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 59.8 坪から -42.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 14.0 年 → 2024年 9.0 年、-35.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 20.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 10.0 ％)
公園西駅 180.9 万/坪(昨年同期比 +22.6 ％)
公園西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.6％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.4年(昨年 5.1年から -92.5 ％減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 58.4 坪から +2.1 ％増)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 34.8 坪から -7.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 5.1 年 → 2024年 0.4 年、-92.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
芸大通駅 28.8 万/坪(昨年同期比 -52.1 ％)
芸大通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.8万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.1％( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 35.2年から +3.7 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 62.4 坪から +6.7 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 41.6 坪から +41.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.2 分 → 2024年 30.0 分、+34.8 ％と大きく増加)
八草駅 76.6 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
八草駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -45.7％( -64.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.0年(昨年 0.1年から +14193.5 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 57.5 坪から +2.6 ％増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 30.3 坪から +2.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.1 年 → 2024年 18.0 年、+14193.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 65.0 分、+333.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示