【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR山陰本線 (安来駅~飯浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -8.5%( -3.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 71 件(1年前(2022年)に比べて -31.1%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 29.8年から +17.3 %増)。平均土地面積は 112.3 坪 (昨年 112.3 坪から -0.0 %減)。平均建物面積は 56.3 坪 (昨年 48.7 坪から +15.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。乃木駅、玉造温泉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東松江駅で昨年に比べ +533.3 %、坪単価は 108 万円/坪となった。
上位 2 駅(東松江駅、荒島駅)は +472.9 %(坪単価 +51.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(都野津駅、西出雲駅)は -78.0 %(坪単価 -31.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.7 分 → 2023年 24.0 分、-21.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.9 % → 2023年 5.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.8 年 → 2023年 34.9 年、+17.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 46.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.9 % → 2023年 13.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉造温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.0%( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都野津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -80.7%( -27.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
安来駅 | 30.9万/坪 (37.0年/84.7坪) | - | - |
荒島駅 | 15.9万/坪 (57.0年/145坪) | 3.1万/坪 (45.5年/132坪) | - |
揖屋駅 | 93.1万/坪 (17.3年/59.7坪) | 102万/坪 (6.3年/62.5坪) | 44.8万/坪 (25.0年/117坪) |
東松江駅 | 108万/坪 (0年/63.5坪) | 17.0万/坪 (39.4年/78.7坪) | 28.0万/坪 (19.0年/49.9坪) |
松江駅 | 38.5万/坪 (40.1年/106坪) | 58.5万/坪 (25.2年/81.1坪) | 52.5万/坪 (29.2年/67.7坪) |
乃木駅 | 94.1万/坪 (21.3年/99.1坪) | 68.2万/坪 (15.0年/64.3坪) | 57.5万/坪 (21.4年/76.3坪) |
玉造温泉駅 | 116万/坪 (0年/52.9坪) | 88.2万/坪 (13.7年/81.7坪) | 5.1万/坪 (65.0年/43.9坪) |
来待駅 | - | - | - |
宍道駅 | 22.0万/坪 (33.0年/200坪) | 71.0万/坪 (0年/84.7坪) | 58.4万/坪 (33.0年/59.0坪) |
荘原駅 | 14.3万/坪 (38.5年/182坪) | - | 29.2万/坪 (34.5年/137坪) |
直江駅 | 18.9万/坪 (21.0年/266坪) | 30.4万/坪 (29.0年/191坪) | 6.8万/坪 (37.0年/130坪) |
出雲市駅 | 44.1万/坪 (31.4年/130坪) | 44.4万/坪 (34.8年/171坪) | 56.9万/坪 (25.3年/66.7坪) |
西出雲駅 | 11.7万/坪 (68.0年/69.6坪) | 47.6万/坪 (24.0年/358坪) | 47.4万/坪 (47.0年/124坪) |
出雲神西駅 | - | - | - |
江南駅 | - | - | 5.5万/坪 (0年/514坪) |
小田駅 | - | - | - |
田儀駅 | - | - | - |
波根駅 | - | - | 6.3万/坪 (52.0年/69.6坪) |
久手駅 | - | 9.8万/坪 (39.0年/178坪) | - |
大田市駅 | 28.8万/坪 (38.5年/200坪) | 11.3万/坪 (47.0年/171坪) | 13.4万/坪 (44.5年/118坪) |
静間駅 | - | - | 6.9万/坪 (45.0年/112坪) |
五十猛駅 | - | - | - |
仁万駅 | - | 5.9万/坪 (41.0年/299坪) | - |
馬路駅 | - | - | - |
湯里駅 | - | - | - |
温泉津駅 | 8.1万/坪 (0年/106坪) | - | - |
石見福光駅 | - | - | 34.3万/坪 (15.0年/142坪) |
黒松駅 | - | 3.0万/坪 (38.0年/69.6坪) | 2.3万/坪 (52.0年/37.8坪) |
浅利駅 | - | - | - |
江津駅 | 56.5万/坪 (18.5年/77.1坪) | 141万/坪 (38.0年/166坪) | 12.9万/坪 (48.0年/227坪) |
都野津駅 | 6.6万/坪 (45.0年/106坪) | 34.2万/坪 (26.0年/85.7坪) | 17.6万/坪 (36.7年/101坪) |
敬川駅 | - | 17.8万/坪 (53.0年/136坪) | - |
波子駅 | - | - | - |
久代駅 | - | 5.2万/坪 (40.0年/103坪) | - |
下府駅 | - | - | 48.7万/坪 (13.3年/101坪) |
浜田駅 | 11.8万/坪 (41.0年/69.2坪) | 20.8万/坪 (48.8年/65.8坪) | 71.7万/坪 (17.3年/47.9坪) |
西浜田駅 | - | 27.0万/坪 (35.0年/43.9坪) | 34.2万/坪 (39.5年/87.7坪) |
周布駅 | - | 11.4万/坪 (54.0年/34.8坪) | - |
折居駅 | - | - | - |
三保三隅駅 | - | 6.9万/坪 (52.0年/303坪) | - |
岡見駅 | - | - | 14.6万/坪 (50.0年/90.8坪) |
鎌手駅 | - | - | 4.6万/坪 (36.0年/31.8坪) |
石見津田駅 | - | - | - |
益田駅 | 22.3万/坪 (40.8年/60.5坪) | 21.5万/坪 (29.2年/108坪) | 23.2万/坪 (43.0年/141坪) |
戸田小浜駅 | - | - | - |
飯浦駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東松江駅 107.9 万/坪(昨年同期比 +533.3 %)
東松江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +533.3%( +90.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 78.7 坪から -19.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 55.0 坪から -47.7 %減)。
荒島駅 15.9 万/坪(昨年同期比 +412.5 %)
荒島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +412.5%( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 57.0年(昨年 45.5年から +25.3 %増)。平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 131.6 坪から +10.3 %増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 32.5 坪から +151.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 72.5 分 → 2023年 5.0 分、-93.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 45.5 年 → 2023年 57.0 年、+25.3 %と大きく増加)
都野津駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -80.7 %)
都野津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -80.7%( -27.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 26.0年から +73.1 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 85.7 坪から +23.5 %増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 43.9 坪から -48.3 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.0 年 → 2023年 45.0 年、+73.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 31.7 分 → 2023年 120.0 分、+278.9 %と大きく増加)
西出雲駅 11.7 万/坪(昨年同期比 -75.4 %)
西出雲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -75.4%( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 68.0年(昨年 24.0年から +183.3 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 358.5 坪から -80.6 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 68.8 坪から -31.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 40.5 分 → 2023年 14.0 分、-65.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.0 年 → 2023年 68.0 年、+183.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示