【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR山陰本線 (安来駅～飯浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -33.1％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2022年)に比べて -69.1％( -67件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 28.7年から +27.2 ％増)。平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 101.8 坪から -20.9 ％減)。平均建物面積は 54.1 坪 (昨年 50.5 坪から +7.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。安来駅、揖屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは揖屋駅で昨年に比べ +70.4 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 2 駅(揖屋駅、安来駅)は +47.9 ％(坪単価 +22.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宍道駅、江津駅)は -84.2 ％(坪単価 -44.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.7 分 → 2023年 15.6 分、-28.3 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.2 ％ → 2023年 3.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.7 年 → 2023年 36.5 年、+27.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.1 ％ → 2023年 51.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.7 ％ → 2023年 11.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉造温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +18.7％( +19.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宍道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -87.8％( -39.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 安来駅 | 11.6万/坪 (55.8年/60.5坪) | 9.3万/坪 (48.3年/137坪) | 41.7万/坪 (27.3年/71.6坪) |
| 荒島駅 | 4.7万/坪 (30.8年/183坪) | - | 14.6万/坪 (45.8年/110坪) |
| 揖屋駅 | 104万/坪 (-0.25年/57.5坪) | 61.3万/坪 (21.5年/62.3坪) | 43.9万/坪 (12.8年/57.0坪) |
| 東松江駅 | - | 29.8万/坪 (53.8年/175坪) | 24.9万/坪 (37.8年/66.6坪) |
| 松江駅 | 56.1万/坪 (27.6年/50.3坪) | 60.3万/坪 (27.3年/69.7坪) | 49.4万/坪 (30.6年/111坪) |
| 乃木駅 | 45.6万/坪 (56.3年/79.4坪) | 74.2万/坪 (53.3年/235坪) | 24.2万/坪 (49.3年/62.0坪) |
| 玉造温泉駅 | 123万/坪 (0.8年/60.5坪) | 103万/坪 (0.8年/60.5坪) | 33.8万/坪 (26.8年/333坪) |
| 来待駅 | - | - | - |
| 宍道駅 | 5.5万/坪 (56.8年/40.8坪) | 45.3万/坪 (22.3年/176坪) | - |
| 荘原駅 | - | - | 8.9万/坪 (64.8年/78.7坪) |
| 直江駅 | - | 58.0万/坪 (24.2年/155坪) | 8.8万/坪 (38.8年/195坪) |
| 出雲市駅 | - | 63.7万/坪 (23.8年/56.8坪) | 45.7万/坪 (25.4年/225坪) |
| 西出雲駅 | - | 40.4万/坪 (23.8年/80.2坪) | 23.0万/坪 (26.8年/81.7坪) |
| 出雲神西駅 | - | - | - |
| 江南駅 | - | - | 0.9万/坪 (0年/233坪) |
| 小田駅 | - | - | 12.4万/坪 (30.8年/63.5坪) |
| 田儀駅 | - | - | - |
| 波根駅 | - | 4.7万/坪 (56.8年/66.6坪) | |
| 久手駅 | - | 0.5万/坪 (47.8年/71.1坪) | 9.4万/坪 (35.8年/237坪) |
| 大田市駅 | 7.4万/坪 (0年/148坪) | 18.2万/坪 (40.5年/152坪) | 26.4万/坪 (25.8年/84.7坪) |
| 静間駅 | - | - | - |
| 五十猛駅 | - | - | - |
| 仁万駅 | - | - | - |
| 馬路駅 | - | - | - |
| 湯里駅 | - | - | - |
| 温泉津駅 | - | - | - |
| 石見福光駅 | - | - | 7.1万/坪 (46.8年/59.0坪) |
| 黒松駅 | - | - | - |
| 浅利駅 | - | - | 7.1万/坪 (47.8年/69.6坪) |
| 江津駅 | 12.1万/坪 (48.8年/144坪) | 62.2万/坪 (50.8年/78.7坪) | 4.0万/坪 (48.8年/97.6坪) |
| 都野津駅 | 14.8万/坪 (33.8年/69.6坪) | 13.8万/坪 (36.3年/148坪) | 12.8万/坪 (0年/124坪) |
| 敬川駅 | 9.8万/坪 (35.8年/106坪) | 43.4万/坪 (33.8年/160坪) | 15.8万/坪 (40.0年/162坪) |
| 波子駅 | - | - | - |
| 久代駅 | - | - | - |
| 下府駅 | - | - | 25.1万/坪 (37.8年/44.9坪) |
| 浜田駅 | 25.1万/坪 (44.4年/65.2坪) | 61.4万/坪 (17.3年/137坪) | 11.2万/坪 (42.0年/60.5坪) |
| 西浜田駅 | 34.1万/坪 (27.8年/106坪) | 46.0万/坪 (33.8年/118坪) | - |
| 周布駅 | - | 67.8万/坪 (41.8年/266坪) | 47.5万/坪 (17.3年/188坪) |
| 折居駅 | - | - | - |
| 三保三隅駅 | - | - | - |
| 岡見駅 | - | 7.8万/坪 (36.8年/93.8坪) | - |
| 鎌手駅 | - | - | - |
| 石見津田駅 | - | - | - |
| 益田駅 | - | 30.4万/坪 (29.3年/84.7坪) | 24.4万/坪 (41.1年/76.1坪) |
| 戸田小浜駅 | - | - | - |
| 飯浦駅 | - | 11.8万/坪 (37.8年/69.6坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
揖屋駅 104.4 万/坪(昨年同期比 +70.4 ％)
揖屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +70.4％( +43.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.2年(昨年 21.5年から -101.2 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 62.3 坪から -7.8 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 36.6 坪から -21.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 21.5 年 → 2023年 -0.2 年、-101.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 23.8 分 → 2023年 6.0 分、-74.8 ％と大きく減少)
安来駅 11.6 万/坪(昨年同期比 +25.4 ％)
安来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +25.4％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.8年(昨年 48.3年から +15.5 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 137.1 坪から -55.9 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 68.6 坪から -53.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 48.3 年 → 2023年 55.8 年、+15.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.7 分 → 2023年 19.0 分、+21.3 ％と大きく増加)
宍道駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -87.8 ％)
宍道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -87.8％( -39.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.8年(昨年 22.3年から +155.0 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 176.5 坪から -76.9 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 122.0 坪から -70.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.3 年 → 2023年 56.8 年、+155.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 5.3 分 → 2023年 6.0 分、+12.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
江津駅 12.1 万/坪(昨年同期比 -80.5 ％)
江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -80.5％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.8年(昨年 50.8年から -3.9 ％減)。平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 78.7 坪から +82.7 ％増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 25.7 坪から +67.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 8.5 分、-29.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示