【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR赤穂線 (寒河駅~東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.7%( -13.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて -88.4%( -152件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 29.3年から +14.5 %増)。平均土地面積は 68.2 坪 (昨年 83.9 坪から -18.7 %減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 38.2 坪から +7.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全ての駅において下落した。東岡山駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは邑久駅で昨年に比べ -70.7 %、坪単価は 12.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(東岡山駅、西大寺駅)は -9.3 %(坪単価 -4.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(邑久駅、日生駅)は -70.7 %(坪単価 -23.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 % → 2024年 5.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.3 年 → 2024年 33.6 年、+14.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 23.1 分 → 2024年 27.2 分、+17.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.3 % → 2024年 36.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.2 % → 2024年 42.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.4%( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -94.7%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西片上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -53.6%( -6.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR赤穂線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
寒河駅 | - | 5.2万/坪 (40.7年/187坪) | 15.6万/坪 (40.3年/64.3坪) |
日生駅 | 7.7万/坪 (39.0年/24.2坪) | 26.2万/坪 (39.9年/60.5坪) | 10.6万/坪 (43.5年/106坪) |
伊里駅 | - | 2.0万/坪 (60.0年/181坪) | 6.5万/坪 (40.9年/150坪) |
備前片上駅 | - | 20.2万/坪 (49.3年/96.8坪) | 12.7万/坪 (45.2年/74.1坪) |
西片上駅 | 5.5万/坪 (26.0年/22.7坪) | 11.8万/坪 (0年/103坪) | 15.9万/坪 (54.1年/189坪) |
伊部駅 | - | 27.0万/坪 (39.4年/153坪) | 20.4万/坪 (32.7年/101坪) |
香登駅 | - | 8.2万/坪 (52.8年/57.5坪) | - |
長船駅 | 23.9万/坪 (50.0年/393坪) | 38.7万/坪 (28.7年/98.2坪) | 25.4万/坪 (33.0年/107坪) |
邑久駅 | 12.0万/坪 (45.5年/63.5坪) | 40.9万/坪 (27.1年/78.7坪) | 38.7万/坪 (29.9年/106坪) |
大富駅 | - | 32.0万/坪 (27.7年/105坪) | 54.4万/坪 (9.9年/160坪) |
西大寺駅 | 40.8万/坪 (30.5年/61.8坪) | 47.0万/坪 (23.1年/93.2坪) | 54.0万/坪 (20.5年/66.3坪) |
大多羅駅 | 44.2万/坪 (36.8年/46.9坪) | 58.7万/坪 (30.0年/67.2坪) | 63.0万/坪 (20.3年/58.4坪) |
東岡山駅 | 54.7万/坪 (16.0年/52.9坪) | 57.8万/坪 (26.8年/64.4坪) | 55.6万/坪 (29.1年/61.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東岡山駅 54.7 万/坪(昨年同期比 -5.4 %)
東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.4%( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -94.7%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 26.8年から -40.2 %減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 64.4 坪から -17.7 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 34.4 坪から +14.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.8 年 → 2024年 16.0 年、-40.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.7 分 → 2024年 10.5 分、-49.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.4 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.3 % → 2024年 50.0 %)
西大寺駅 40.8 万/坪(昨年同期比 -13.2 %)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.8万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.2%( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -81.1%( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 23.1年から +31.8 %増)。平均土地面積は 61.8 坪 (昨年 93.2 坪から -33.7 %減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 37.8 坪から -9.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.4 分 → 2024年 20.6 分、-22.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.9 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.1 年 → 2024年 30.5 年、+31.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.8 % → 2024年 42.9 %)
邑久駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -70.7 %)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -70.7%( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -88.9%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 27.1年から +68.0 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 78.7 坪から -19.2 %減)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 47.2 坪から +9.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.1 年 → 2024年 45.5 年、+68.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 45.8 分 → 2024年 120.0 分、+161.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 % → 2024年 100.0 %)
日生駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -70.6 %)
日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -70.6%( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 39.9年から -2.3 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 60.5 坪から -60.0 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 14.8 坪から +119.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.0 分 → 2024年 9.0 分、-71.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示