【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR赤穂線 (寒河駅~東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -24.5%( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて -53.5%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 26.2年から +28.2 %増)。平均土地面積は 68.2 坪 (昨年 115.2 坪から -40.8 %減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 43.8 坪から -6.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西大寺駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大寺駅で昨年に比べ +17.3 %、坪単価は 40.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(西大寺駅、長船駅)は +3.5 %(坪単価 +1.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日生駅、邑久駅)は -73.0 %(坪単価 -37.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 % → 2024年 5.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.2 年 → 2024年 33.6 年、+28.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.6 % → 2024年 36.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.1 % → 2024年 42.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.1%( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.4%( -58.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR赤穂線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
寒河駅 | - | 7.3万/坪 (29.0年/333坪) | 10.0万/坪 (55.0年/78.7坪) |
日生駅 | 7.7万/坪 (39.0年/24.2坪) | 66.1万/坪 (32.0年/39.3坪) | 12.0万/坪 (44.0年/40.8坪) |
伊里駅 | - | 0.8万/坪 (60.0年/231坪) | 7.9万/坪 (54.0年/185坪) |
備前片上駅 | - | 23.6万/坪 (44.0年/118坪) | - |
西片上駅 | 5.5万/坪 (26.0年/22.7坪) | - | - |
伊部駅 | - | 35.0万/坪 (33.5年/176坪) | 12.4万/坪 (39.0年/112坪) |
香登駅 | - | - | - |
長船駅 | 23.9万/坪 (50.0年/393坪) | 26.6万/坪 (34.0年/66.6坪) | 11.5万/坪 (40.5年/188坪) |
邑久駅 | 12.0万/坪 (45.5年/63.5坪) | 28.3万/坪 (36.3年/102坪) | 60.1万/坪 (10.7年/97.6坪) |
大富駅 | - | 55.7万/坪 (0年/60.5坪) | - |
西大寺駅 | 40.8万/坪 (30.5年/61.8坪) | 34.8万/坪 (27.5年/134坪) | 51.6万/坪 (22.7年/48.3坪) |
大多羅駅 | 44.2万/坪 (36.8年/46.9坪) | 53.8万/坪 (38.5年/184坪) | 61.3万/坪 (16.2年/65.3坪) |
東岡山駅 | 54.7万/坪 (16.0年/52.9坪) | 76.0万/坪 (10.0年/50.0坪) | 57.4万/坪 (29.0年/88.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西大寺駅 40.8 万/坪(昨年同期比 +17.3 %)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.8万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +17.3%( +6.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 27.5年から +10.7 %増)。平均土地面積は 61.8 坪 (昨年 134.4 坪から -54.0 %減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 45.0 坪から -23.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 34.8 分 → 2024年 20.6 分、-40.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.5 年 → 2024年 30.5 年、+10.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 42.9 %)
長船駅 23.9 万/坪(昨年同期比 -10.3 %)
長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.3%( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 34.0年から +47.1 %増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 66.6 坪から +490.9 %増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 32.9 坪から +65.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.0 年 → 2024年 50.0 年、+47.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.2 分 → 2024年 24.0 分、+57.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
日生駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -88.4 %)
日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.4%( -58.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 32.0年から +21.9 %増)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 39.3 坪から -38.5 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 3.0 坪から +975.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 32.0 年 → 2024年 39.0 年、+21.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 9.0 分、+28.6 %と大きく増加)
邑久駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -57.7 %)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -57.7%( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 36.3年から +25.5 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 102.2 坪から -37.9 %減)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 30.9 坪から +66.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 36.3 年 → 2024年 45.5 年、+25.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 44.0 分 → 2024年 120.0 分、+172.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示