【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR姫新線 (美作土居駅~新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +62.0%( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて -14.6%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 33.5年から -2.8 %減)。平均土地面積は 97.7 坪 (昨年 118.2 坪から -17.4 %減)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 58.0 坪から -34.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。津山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは美作千代駅で昨年に比べ +9804.8 %、坪単価は 81.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(美作千代駅、美作落合駅)は +6078.0 %(坪単価 +90.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(久世駅、中国勝山駅)は -32.2 %(坪単価 -5.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 50.5 分 → 2021年 32.9 分、-34.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.6 % → 2021年 37.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.4 % → 2021年 5.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 44.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2351.3%( +99.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.8%( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR姫新線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
美作土居駅 | 10.2万/坪 (42.0年/206坪) | - | - |
美作江見駅 | 10.4万/坪 (28.0年/260坪) | 4.6万/坪 (30.0年/102坪) | 1.7万/坪 (0年/136坪) |
楢原駅 | - | 3.3万/坪 (62.0年/279坪) | - |
林野駅 | 8.9万/坪 (34.0年/57.5坪) | 2.3万/坪 (51.5年/82.4坪) | 16.5万/坪 (19.7年/123坪) |
勝間田駅 | 34.6万/坪 (49.0年/123坪) | - | 21.8万/坪 (32.0年/105坪) |
西勝間田駅 | - | - | - |
美作大崎駅 | - | 17.0万/坪 (33.0年/87.7坪) | - |
東津山駅 | 44.4万/坪 (22.0年/53.7坪) | - | - |
津山駅 | 53.1万/坪 (23.4年/79.3坪) | 29.8万/坪 (26.9年/107坪) | 52.7万/坪 (29.9年/139坪) |
院庄駅 | 34.5万/坪 (23.0年/60.5坪) | 11.0万/坪 (67.0年/145坪) | 12.3万/坪 (33.4年/187坪) |
美作千代駅 | 81.9万/坪 (31.0年/72.6坪) | 0.8万/坪 (50.0年/103坪) | - |
坪井駅 | - | - | 8.7万/坪 (60.0年/251坪) |
美作追分駅 | - | - | - |
美作落合駅 | 104万/坪 (0年/72.6坪) | 4.2万/坪 (43.0年/136坪) | 21.9万/坪 (36.0年/363坪) |
古見駅 | 26.4万/坪 (42.0年/103坪) | - | - |
久世駅 | 11.9万/坪 (51.0年/52.9坪) | 19.1万/坪 (39.5年/66.6坪) | - |
中国勝山駅 | 8.2万/坪 (35.8年/96.8坪) | 11.2万/坪 (26.0年/106坪) | 14.1万/坪 (23.0年/141坪) |
月田駅 | - | - | - |
富原駅 | - | - | - |
刑部駅 | - | - | 142万/坪 (0年/90.8坪) |
丹治部駅 | - | - | - |
岩山駅 | - | - | - |
新見駅 | 21.0万/坪 (48.0年/135坪) | - | 31.8万/坪 (30.0年/75.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美作千代駅 81.9 万/坪(昨年同期比 +9804.8 %)
美作千代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9804.8%( +81.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 50.0年から -38.0 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 102.9 坪から -29.4 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 60.5 坪から -47.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 50.0 年 → 2021年 31.0 年、-38.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 27.0 分、-55.0 %と大きく減少)
美作落合駅 103.9 万/坪(昨年同期比 +2351.3 %)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2351.3%( +99.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 43.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 136.1 坪から -46.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 59.0 坪から -46.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 43.0 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
久世駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -37.6 %)
久世駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -37.6%( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 39.5年から +29.1 %増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 66.6 坪から -20.5 %減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 38.6 坪から -60.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 39.5 年 → 2021年 51.0 年、+29.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 20.0 分、+66.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
中国勝山駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -26.8 %)
中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.8%( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 26.0年から +37.5 %増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 105.9 坪から -8.6 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 49.9 坪から -27.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 120.0 分 → 2021年 47.4 分、-60.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 75.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.0 年 → 2021年 35.8 年、+37.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示