【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR日豊本線 (北川駅～五十市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -19.8％( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 176 件(１年前(2022年)に比べて -26.1％( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 21.7年から +27.2 ％増)。平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 91.9 坪から +3.7 ％増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 40.4 坪から +17.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 17 駅。ほとんどの駅において下落した。山之口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土々呂駅で昨年に比べ +112.1 ％、坪単価は 85.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(土々呂駅、山之口駅)は +88.9 ％(坪単価 +30.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(蓮ケ池駅、門川駅)は -74.4 ％(坪単価 -40.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.7 年 → 2023年 27.6 年、+27.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 24.2 分 → 2023年 26.9 分、+11.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.6 ％ → 2023年 33.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.8 ％ → 2023年 24.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった土々呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +112.1％( +44.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北延岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -33.0％( -4.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR日豊本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北川駅 | - | - | - |
| 日向長井駅 | - | - | - |
| 北延岡駅 | 8.3万/坪 (38.3年/145坪) | 12.3万/坪 (56.3年/75.6坪) | 18.0万/坪 (51.3年/69.6坪) |
| 延岡駅 | 25.7万/坪 (45.1年/59.3坪) | 39.0万/坪 (37.2年/86.4坪) | 52.7万/坪 (24.6年/104坪) |
| 南延岡駅 | 59.7万/坪 (37.3年/62.9坪) | 67.7万/坪 (11.9年/57.5坪) | 28.1万/坪 (40.7年/54.2坪) |
| 旭ケ丘駅 | 28.3万/坪 (51.3年/75.6坪) | 40.5万/坪 (29.3年/77.1坪) | 19.3万/坪 (32.3年/116坪) |
| 土々呂駅 | 85.0万/坪 (0.25年/49.9坪) | 40.1万/坪 (46.8年/149坪) | 30.3万/坪 (32.3年/71.1坪) |
| 門川駅 | 13.6万/坪 (61.3年/191坪) | 42.2万/坪 (27.6年/96.3坪) | 22.5万/坪 (34.8年/50.7坪) |
| 日向市駅 | 46.7万/坪 (28.0年/82.6坪) | 67.6万/坪 (13.6年/77.1坪) | 31.8万/坪 (41.5年/61.1坪) |
| 財光寺駅 | 34.3万/坪 (48.6年/73.6坪) | 69.7万/坪 (7.3年/130坪) | 60.0万/坪 (9.8年/62.0坪) |
| 南日向駅 | - | - | 6.4万/坪 (0年/106坪) |
| 美々津駅 | - | - | - |
| 東都農駅 | - | 1.1万/坪 (40.3年/142坪) | |
| 都農駅 | - | - | 8.5万/坪 (20.3年/188坪) |
| 川南駅 | - | - | 16.6万/坪 (39.3年/115坪) |
| 高鍋駅 | 28.8万/坪 (25.6年/98.1坪) | 28.3万/坪 (30.7年/165坪) | 25.9万/坪 (36.9年/113坪) |
| 日向新富駅 | - | 56.7万/坪 (10.8年/88.5坪) | 47.1万/坪 (15.9年/69.6坪) |
| 佐土原駅 | 51.3万/坪 (17.9年/109坪) | 59.5万/坪 (17.3年/63.5坪) | 59.8万/坪 (8.1年/62.5坪) |
| 日向住吉駅 | 57.5万/坪 (12.5年/132坪) | 67.6万/坪 (17.4年/66.4坪) | 88.5万/坪 (11.1年/61.6坪) |
| 蓮ケ池駅 | 12.2万/坪 (19.3年/221坪) | 64.2万/坪 (10.0年/89.9坪) | 65.2万/坪 (25.8年/63.5坪) |
| 宮崎神宮駅 | 73.8万/坪 (24.5年/49.0坪) | 81.0万/坪 (9.9年/56.4坪) | 65.1万/坪 (30.1年/98.2坪) |
| 宮崎駅 | 48.7万/坪 (22.9年/103坪) | 76.9万/坪 (18.9年/82.3坪) | 59.4万/坪 (32.4年/96.9坪) |
| 南宮崎駅 | 62.7万/坪 (22.0年/82.0坪) | 62.4万/坪 (20.5年/60.9坪) | 82.0万/坪 (12.0年/65.3坪) |
| 加納駅 | 30.8万/坪 (36.3年/102坪) | 67.9万/坪 (14.4年/72.4坪) | 40.1万/坪 (23.8年/89.2坪) |
| 清武駅 | 39.7万/坪 (41.8年/63.5坪) | 56.3万/坪 (27.5年/65.8坪) | 102万/坪 (24.7年/109坪) |
| 日向沓掛駅 | 40.2万/坪 (8.8年/126坪) | 37.4万/坪 (20.3年/309坪) | 39.9万/坪 (37.3年/128坪) |
| 田野駅 | 45.0万/坪 (22.9年/105坪) | - | 36.4万/坪 (26.3年/154坪) |
| 青井岳駅 | - | - | - |
| 山之口駅 | 40.1万/坪 (60.3年/264坪) | 24.2万/坪 (32.3年/132坪) | 7.3万/坪 (28.3年/190坪) |
| 餅原駅 | - | 22.2万/坪 (22.3年/309坪) | 56.6万/坪 (9.3年/136坪) |
| 三股駅 | 17.7万/坪 (33.8年/68.6坪) | 51.0万/坪 (12.0年/159坪) | 20.1万/坪 (39.1年/198坪) |
| 都城駅 | 38.2万/坪 (31.1年/107坪) | 33.7万/坪 (30.1年/92.0坪) | 36.9万/坪 (25.2年/103坪) |
| 西都城駅 | 32.8万/坪 (30.7年/89.7坪) | 42.6万/坪 (33.8年/124坪) | 39.6万/坪 (32.7年/122坪) |
| 五十市駅 | 49.7万/坪 (25.3年/144坪) | 52.3万/坪 (18.1年/93.8坪) | 31.8万/坪 (24.3年/150坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土々呂駅 85.0 万/坪(昨年同期比 +112.1 ％)
土々呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +112.1％( +44.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 46.8年から -99.5 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 149.0 坪から -66.5 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 27.2 坪から -22.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 46.8 年 → 2023年 0.3 年、-99.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 17.0 分 → 2023年 15.0 分、-11.8 ％と減少)
山之口駅 40.1 万/坪(昨年同期比 +65.8 ％)
山之口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +65.8％( +15.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 60.3年(昨年 32.3年から +86.8 ％増)。平均土地面積は 263.9 坪 (昨年 131.6 坪から +100.6 ％増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 25.0 坪から +115.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 32.3 年 → 2023年 60.3 年、+86.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 15.5 分、+55.0 ％と大きく増加)
蓮ケ池駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -80.9 ％)
蓮ケ池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -80.9％( -52.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 10.0年から +92.5 ％増)。平均土地面積は 220.8 坪 (昨年 89.9 坪から +145.6 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 38.4 坪から +6.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.0 年 → 2023年 19.3 年、+92.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 22.7 分 → 2023年 30.0 分、+32.4 ％と大きく増加)
門川駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -67.8 ％)
門川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -67.8％( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 61.3年(昨年 27.6年から +122.0 ％増)。平均土地面積は 190.6 坪 (昨年 96.3 坪から +97.9 ％増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 23.2 坪から +141.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 27.6 年 → 2023年 61.3 年、+122.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.7 分 → 2023年 19.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示