【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR仙石線 (あおば通駅~石巻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.4万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -26.2%( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 147 件(1年前(2022年)に比べて +34.9%( +38件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 20.2年から -2.3 %減)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 80.7 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 52.8 坪 (昨年 53.9 坪から -2.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。仙台駅、福田町駅、下馬駅、東塩釜駅、陸前山下駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +85.6 %、坪単価は 215 万円/坪となった。
上位 2 駅(仙台駅、東塩釜駅)は +68.8 %(坪単価 +64.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高城町駅、小鶴新田駅)は -50.9 %(坪単価 -49.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 41.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 % → 2023年 9.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.7 % → 2023年 20.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.9 % → 2023年 2.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 215万円/坪(65.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +85.6%( +99.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2022年)に比べて -17.9%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高城町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -70.7%( -54.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR仙石線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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あおば通駅 | - | - | - |
仙台駅 | 215万/坪 (22.0年/84.9坪) | 116万/坪 (24.2年/60.2坪) | 119万/坪 (16.4年/67.3坪) |
榴ケ岡駅 | 94.5万/坪 (26.0年/57.5坪) | 104万/坪 (27.0年/98.8坪) | - |
宮城野原駅 | 103万/坪 (19.0年/99.8坪) | - | - |
陸前原ノ町駅 | 127万/坪 (14.0年/91.5坪) | 125万/坪 (2.2年/71.7坪) | 125万/坪 (9.2年/91.1坪) |
苦竹駅 | - | 79.2万/坪 (17.3年/28.2坪) | |
小鶴新田駅 | 95.4万/坪 (38.0年/230坪) | 139万/坪 (0年/46.9坪) | 104万/坪 (9.5年/62.8坪) |
福田町駅 | 105万/坪 (18.7年/65.3坪) | 83.7万/坪 (23.6年/62.3坪) | 103万/坪 (5.1年/67.6坪) |
陸前高砂駅 | 93.0万/坪 (15.4年/46.3坪) | 77.9万/坪 (19.5年/95.6坪) | 84.8万/坪 (10.0年/48.6坪) |
中野栄駅 | 78.8万/坪 (36.4年/60.5坪) | 87.1万/坪 (9.0年/46.1坪) | 102万/坪 (0.8年/49.3坪) |
多賀城駅 | 84.1万/坪 (13.5年/62.8坪) | 72.3万/坪 (18.3年/84.8坪) | 66.0万/坪 (28.4年/81.1坪) |
下馬駅 | 60.2万/坪 (24.8年/58.5坪) | 47.1万/坪 (25.5年/54.8坪) | 58.9万/坪 (24.6年/81.8坪) |
西塩釜駅 | 4.7万/坪 (58.0年/52.9坪) | - | 39.1万/坪 (23.5年/51.0坪) |
本塩釜駅 | 43.1万/坪 (26.9年/74.5坪) | 45.4万/坪 (22.0年/237坪) | 50.4万/坪 (16.1年/88.6坪) |
東塩釜駅 | 85.9万/坪 (0.6年/92.8坪) | 56.6万/坪 (16.0年/74.9坪) | 62.2万/坪 (12.8年/139坪) |
陸前浜田駅 | 62.1万/坪 (20.0年/80.9坪) | - | - |
松島海岸駅 | - | - | - |
高城町駅 | 22.7万/坪 (27.0年/52.9坪) | 77.6万/坪 (0年/92.3坪) | 18.5万/坪 (50.0年/118坪) |
手樽駅 | - | - | - |
陸前富山駅 | - | - | - |
陸前大塚駅 | - | - | - |
東名駅 | - | 9.0万/坪 (49.0年/154坪) | 29.9万/坪 (19.0年/227坪) |
野蒜駅 | - | - | - |
陸前小野駅 | 60.4万/坪 (1.0年/52.9坪) | - | - |
鹿妻駅 | - | - | - |
矢本駅 | 70.7万/坪 (8.0年/39.8坪) | 102万/坪 (0年/56.0坪) | - |
東矢本駅 | - | 92.6万/坪 (0年/59.0坪) | 84.2万/坪 (0.5年/74.5坪) |
陸前赤井駅 | 51.7万/坪 (28.8年/91.4坪) | 55.2万/坪 (18.0年/128坪) | 55.4万/坪 (17.3年/71.1坪) |
石巻あゆみ野駅 | 64.5万/坪 (1.0年/60.5坪) | - | 15.7万/坪 (38.0年/81.7坪) |
蛇田駅 | 85.5万/坪 (8.0年/83.4坪) | 77.1万/坪 (11.7年/55.5坪) | 91.3万/坪 (15.1年/65.0坪) |
陸前山下駅 | 60.4万/坪 (3.9年/56.1坪) | 48.9万/坪 (36.4年/89.7坪) | 49.8万/坪 (21.5年/58.6坪) |
石巻駅 | 45.4万/坪 (29.1年/120坪) | 42.2万/坪 (28.8年/91.4坪) | 55.4万/坪 (16.6年/60.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 215.0 万/坪(昨年同期比 +85.6 %)
仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 215万円/坪(65.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +85.6%( +99.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2022年)に比べて -17.9%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 24.2年から -9.2 %減)。平均土地面積は 84.9 坪 (昨年 60.2 坪から +41.1 %増)。平均建物面積は 71.0 坪 (昨年 60.2 坪から +17.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.8 % → 2023年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.0 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 28.5 分 → 2023年 39.0 分、+36.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.5 % → 2023年 23.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.4 % → 2023年 4.8 %)
東塩釜駅 85.9 万/坪(昨年同期比 +51.9 %)
東塩釜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +51.9%( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.6年(昨年 16.0年から -96.4 %減)。平均土地面積は 92.8 坪 (昨年 74.9 坪から +24.0 %増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 38.0 坪から -14.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 16.0 年 → 2023年 0.6 年、-96.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 15.3 分 → 2023年 18.1 分、+18.6 %と増加)
高城町駅 22.7 万/坪(昨年同期比 -70.7 %)
高城町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -70.7%( -54.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 92.3 坪から -42.6 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 34.8 坪から +8.7 %増)。
小鶴新田駅 95.4 万/坪(昨年同期比 -31.2 %)
小鶴新田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.4万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -31.2%( -43.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 46.9 坪から +390.3 %増)。平均建物面積は 193.6 坪 (昨年 31.8 坪から +509.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 6.7 分、-44.4 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示