![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の阪急箕面線 (石橋阪大前駅~箕面駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.5%( -6.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 57 件(1年前(2023年)に比べて +35.7%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 21.3年から +20.5 %増)。平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 53.1 坪から -15.5 %減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 43.9 坪から -14.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。牧落駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは牧落駅で昨年に比べ +15.0 %、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 1 駅(牧落駅)は +15.0 %(坪単価 +18.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(石橋阪大前駅)は -18.5 %(坪単価 -23.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.3 年 → 2024年 25.6 年、+20.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.4 % → 2024年 30.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.3 % → 2024年 22.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった牧落駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +15.0%( +18.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +112.5%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桜井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.7%( -17.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -23.1%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急箕面線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
石橋阪大前駅 | 102万/坪 (21.3年/29.6坪) | 126万/坪 (16.3年/56.1坪) | 116万/坪 (26.6年/43.9坪) |
桜井駅 | 94.4万/坪 (32.2年/44.3坪) | 112万/坪 (28.1年/44.9坪) | 111万/坪 (24.7年/50.5坪) |
牧落駅 | 139万/坪 (19.0年/39.2坪) | 121万/坪 (20.8年/66.0坪) | 153万/坪 (7.9年/39.3坪) |
箕面駅 | 121万/坪 (34.5年/76.3坪) | 135万/坪 (18.8年/47.5坪) | 125万/坪 (17.4年/105坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
牧落駅 139.1 万/坪(昨年同期比 +15.0 %)
牧落駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +15.0%( +18.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +112.5%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 20.8年から -8.7 %減)。平均土地面積は 39.2 坪 (昨年 66.0 坪から -40.5 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 27.9 坪から +51.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 31.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 31.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 18.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 11.8 %)
石橋阪大前駅 102.2 万/坪(昨年同期比 -18.5 %)
石橋阪大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -18.5%( -23.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +28.6%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 16.3年から +30.6 %増)。平均土地面積は 29.6 坪 (昨年 56.1 坪から -47.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 64.7 坪から -55.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.3 年 → 2024年 21.3 年、+30.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 % → 2024年 26.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示