【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR播但線 (姫路駅～和田山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.0万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -20.9％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 68 件(１年前(2019年)に比べて +28.3％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 28.0年から -18.0 ％減)。平均土地面積は 90.3 坪 (昨年 91.1 坪から -0.8 ％減)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 60.9 坪から -0.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(和田山駅、生野駅)は +657.1 ％(坪単価 +28.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(溝口駅、姫路駅)は -54.3 ％(坪単価 -36.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 28.0 年 → 2020年 23.0 年、-18.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 29.9 分 → 2020年 25.6 分、-14.2 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.4 ％ → 2020年 26.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.2 ％ → 2020年 21.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -22.5％( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 43 件(１年前(2019年)に比べて +26.5％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった溝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -86.2％( -47.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR播但線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 85.0万/坪 (16.8年/73.9坪) | 110万/坪 (28.7年/84.6坪) | 54.7万/坪 (29.4年/58.1坪) |
| 京口駅 | - | - | - |
| 野里駅 | - | - | 55.9万/坪 (9.8年/47.4坪) |
| 砥堀駅 | - | 101万/坪 (1.8年/43.9坪) | 61.5万/坪 (17.3年/50.7坪) |
| 仁豊野駅 | 15.3万/坪 (39.2年/125坪) | - | - |
| 香呂駅 | 68.8万/坪 (8.8年/173坪) | 22.6万/坪 (45.3年/72.6坪) | 29.0万/坪 (36.0年/102坪) |
| 溝口駅 | 7.7万/坪 (52.3年/84.7坪) | 55.5万/坪 (17.2年/76.8坪) | 29.6万/坪 (34.4年/193坪) |
| 福崎駅 | 52.9万/坪 (27.3年/208坪) | 17.2万/坪 (33.3年/86.2坪) | 23.6万/坪 (45.8年/99.8坪) |
| 甘地駅 | 136万/坪 (0年/84.7坪) | - | 6.8万/坪 (37.3年/136坪) |
| 鶴居駅 | 8.3万/坪 (28.8年/63.5坪) | - | - |
| 新野駅 | - | - | - |
| 寺前駅 | - | - | 63.8万/坪 (33.8年/393坪) |
| 長谷駅 | - | - | - |
| 生野駅 | 37.9万/坪 (28.1年/65.8坪) | 5.8万/坪 (41.3年/180坪) | 11.8万/坪 (28.8年/72.6坪) |
| 新井駅 | - | 13.2万/坪 (1.8年/236坪) | - |
| 青倉駅 | - | 4.8万/坪 (28.3年/81.7坪) | - |
| 竹田駅 | - | - | 5.8万/坪 (54.8年/18.2坪) |
| 和田山駅 | 27.3万/坪 (32.5年/112坪) | 3.2万/坪 (0年/133坪) | 18.2万/坪 (21.8年/40.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和田山駅 27.3 万/坪(昨年同期比 +758.4 ％)
和田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +758.4％( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 111.5 坪 (昨年 133.1 坪から -16.2 ％減)。平均建物面積は 71.8 坪 (昨年 78.7 坪から -8.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 15.2 分、-74.6 ％と大きく減少)
生野駅 37.9 万/坪(昨年同期比 +555.7 ％)
生野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +555.7％( +32.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 41.3年から -31.9 ％減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 180.0 坪から -63.4 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 49.2 坪から -35.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 41.3 年 → 2020年 28.1 年、-31.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.5 分 → 2020年 19.5 分、+200.0 ％と大きく増加)
溝口駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -86.2 ％)
溝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -86.2％( -47.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.3年(昨年 17.2年から +204.7 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 76.8 坪から +10.2 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 77.4 坪から -49.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 12.0 分 → 2020年 10.8 分、-10.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 17.2 年 → 2020年 52.3 年、+204.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
姫路駅 85.0 万/坪(昨年同期比 -22.5 ％)
姫路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -22.5％( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 43 件(１年前(2019年)に比べて +26.5％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 28.7年から -41.3 ％減)。平均土地面積は 73.9 坪 (昨年 84.6 坪から -12.7 ％減)。平均建物面積は 61.4 坪 (昨年 64.9 坪から -5.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.7 年 → 2020年 16.8 年、-41.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 36.1 分 → 2020年 30.5 分、-15.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.3 ％ → 2020年 35.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.7 ％ → 2020年 20.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示