【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の神戸高速鉄道東西線 (西代駅~元町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.9%( -16.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 28.1年から +25.5 %増)。平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 35.3 坪から +121.6 %増)。平均建物面積は 79.1 坪 (昨年 65.9 坪から +20.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高速長田駅、新開地駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高速長田駅で昨年に比べ +75.3 %、坪単価は 85.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(高速長田駅)は +75.3 %(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(元町駅)は -75.9 %(坪単価 -115.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.9 分 → 2021年 7.8 分、-21.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.1 年 → 2021年 35.3 年、+25.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 26.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新開地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.6万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +24.8%( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった元町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.9%( -115.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
神戸高速鉄道東西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西代駅 | 60.2万/坪 (30.0年/29.2坪) | 157万/坪 (0.5年/37.8坪) | 75.0万/坪 (38.0年/87.7坪) |
高速長田駅 | 85.5万/坪 (22.7年/102坪) | 48.8万/坪 (40.2年/25.7坪) | 50.6万/坪 (26.4年/61.5坪) |
大開駅 | - | - | 55.4万/坪 (22.9年/29.2坪) |
新開地駅 | 95.6万/坪 (53.2年/59.5坪) | 76.6万/坪 (26.0年/68.8坪) | 46.2万/坪 (41.5年/46.1坪) |
高速神戸駅 | - | 16.1万/坪 (51.5年/21.2坪) | 28.4万/坪 (52.5年/12.1坪) |
花隈駅 | - | 179万/坪 (0.5年/24.2坪) | 150万/坪 (11.5年/18.2坪) |
神戸三宮駅 | - | - | - |
西元町駅 | - | - | 71.9万/坪 (53.5年/27.2坪) |
元町駅 | 36.7万/坪 (50.5年/106坪) | 152万/坪 (0年/19.7坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高速長田駅 85.5 万/坪(昨年同期比 +75.3 %)
高速長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.5万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +75.3%( +36.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 40.2年から -43.5 %減)。平均土地面積は 102.2 坪 (昨年 25.7 坪から +297.6 %増)。平均建物面積は 79.0 坪 (昨年 37.3 坪から +111.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 40.2 年 → 2021年 22.7 年、-43.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.5 分 → 2021年 9.8 分、-40.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 20.0 %)
元町駅 36.7 万/坪(昨年同期比 -75.9 %)
元町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.9%( -115.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 19.7 坪から +438.5 %増)。平均建物面積は 62.0 坪 (昨年 34.8 坪から +78.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 5.0 分 → 2021年 4.3 分、-13.3 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示