【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の神戸高速鉄道東西線 (西代駅~元町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.4%( -12.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +92.3%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 20.6年から -9.6 %減)。平均土地面積は 45.3 坪 (昨年 60.8 坪から -25.6 %減)。平均建物面積は 71.5 坪 (昨年 59.5 坪から +20.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。高速長田駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは元町駅で昨年に比べ -67.9 %、坪単価は 80.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(新開地駅)は +1977.9 %(坪単価 +179.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(元町駅)は -67.9 %(坪単価 -170.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 32.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.1 % → 2021年 28.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.1 分 → 2021年 9.8 分、+39.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 20.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新開地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1977.9%( +179.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -31.5%( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
神戸高速鉄道東西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西代駅 | 40.6万/坪 (34.2年/32.7坪) | 59.2万/坪 (28.8年/96.2坪) | - |
高速長田駅 | 95.7万/坪 (12.4年/49.3坪) | 101万/坪 (9.0年/51.9坪) | 79.7万/坪 (11.4年/45.6坪) |
大開駅 | 124万/坪 (5.0年/13.6坪) | 160万/坪 (-1.00年/72.6坪) | 96.6万/坪 (28.0年/172坪) |
新開地駅 | 189万/坪 (12.5年/49.2坪) | 9.1万/坪 (73.1年/16.6坪) | 41.0万/坪 (38.4年/23.2坪) |
高速神戸駅 | - | - | 47.0万/坪 (48.0年/30.3坪) |
花隈駅 | - | 82.6万/坪 (0年/28.7坪) | - |
神戸三宮駅 | - | - | - |
西元町駅 | 33.1万/坪 (52.0年/19.7坪) | - | - |
元町駅 | 80.6万/坪 (33.0年/133坪) | 251万/坪 (2.0年/18.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新開地駅 188.9 万/坪(昨年同期比 +1977.9 %)
新開地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1977.9%( +179.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 73.1年から -82.9 %減)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 16.6 坪から +195.5 %増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 12.1 坪から +375.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 73.1 年 → 2021年 12.5 年、-82.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.5 分、-25.0 %と大きく減少)
元町駅 80.6 万/坪(昨年同期比 -67.9 %)
元町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.9%( -170.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 2.0年から +1550.0 %増)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 18.2 坪から +633.3 %増)。平均建物面積は 484.0 坪 (昨年 23.4 坪から +1964.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 6.0 分 → 2021年 5.0 分、-16.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 2.0 年 → 2021年 33.0 年、+1550.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示