【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の阪急嵐山線 (桂駅～嵐山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.4％( -2.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 145 件(１年前(2023年)に比べて -45.9％( -123件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 24.4年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 37.0 坪 (昨年 42.0 坪から -11.9 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 36.5 坪から -15.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。嵐山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは嵐山駅で昨年に比べ +22.9 ％、坪単価は 155 万円/坪となった。
上位 1 駅(嵐山駅)は +22.9 ％(坪単価 +28.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(松尾大社駅)は -18.4 ％(坪単価 -20.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 15.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 40.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.4 年 → 2024年 28.0 年、+14.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.4 ％ → 2024年 27.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 1.7 ％ → 2024年 0.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった嵐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.9％( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -31.6％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.4万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -20.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -51.2％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪急嵐山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桂駅 | 105万/坪 (26.9年/41.2坪) | 110万/坪 (28.2年/44.8坪) | 115万/坪 (21.4年/45.7坪) |
| 上桂駅 | 114万/坪 (25.9年/28.9坪) | 115万/坪 (22.6年/44.6坪) | 114万/坪 (21.3年/35.0坪) |
| 松尾大社駅 | 91.4万/坪 (34.0年/25.0坪) | 112万/坪 (16.8年/29.0坪) | 87.6万/坪 (25.0年/30.5坪) |
| 嵐山駅 | 155万/坪 (31.5年/49.0坪) | 126万/坪 (17.8年/42.4坪) | 118万/坪 (33.6年/58.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
嵐山駅 154.6 万/坪(昨年同期比 +22.9 ％)
嵐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.9％( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -31.6％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 17.8年から +77.3 ％増)。平均土地面積は 49.0 坪 (昨年 42.4 坪から +15.4 ％増)。平均建物面積は 41.0 坪 (昨年 26.7 坪から +53.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.4 分 → 2024年 6.5 分、-13.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 61.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.8 年 → 2024年 31.5 年、+77.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.9 ％ → 2024年 16.7 ％)
松尾大社駅 91.4 万/坪(昨年同期比 -18.4 ％)
松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.4万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -20.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -51.2％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 16.8年から +102.5 ％増)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 29.0 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 24.7 坪 (昨年 30.1 坪から -18.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.8 年 → 2024年 34.0 年、+102.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.7 分 → 2024年 13.7 分、+17.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.4 ％ → 2024年 43.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.8 ％ → 2024年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示