この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のつくばエクスプレス線 (守谷駅~つくば駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +5.1%( +0.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 59 件(1年前(2023年)に比べて -51.2%( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 156.9 坪 (昨年 139.5 坪から +12.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。守谷駅、つくば駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは守谷駅で昨年に比べ +37.3 %、坪単価は 19.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(守谷駅、つくば駅)は +33.1 %(坪単価 +4.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(研究学園駅、万博記念公園駅)は -35.2 %(坪単価 -7.0 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったつくば駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +28.9%( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -59.4%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.7%( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +22.2%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
守谷駅 | 19.0万/坪 (112坪) | 13.8万/坪 (139坪) | 14.9万/坪 (93.1坪) |
みらい平駅 | 18.6万/坪 (66.2坪) | 18.1万/坪 (171坪) | 32.1万/坪 (97.9坪) |
みどりの駅 | 15.0万/坪 (212坪) | 14.2万/坪 (147坪) | 17.2万/坪 (100.0坪) |
万博記念公園駅 | 15.0万/坪 (258坪) | 17.8万/坪 (90.4坪) | 22.2万/坪 (117坪) |
研究学園駅 | 9.3万/坪 (187坪) | 20.6万/坪 (234坪) | 9.6万/坪 (147坪) |
つくば駅 | 20.5万/坪 (129坪) | 15.9万/坪 (111坪) | 21.3万/坪 (120坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
守谷駅 19.0 万/坪(昨年同期比 +37.3 %)
守谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.0万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +37.3%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -52.9%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.6 坪 (昨年 138.8 坪から -19.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 86.3 分 → 2024年 67.4 分、-22.0 %と大きく減少)
つくば駅 20.5 万/坪(昨年同期比 +28.9 %)
つくば駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +28.9%( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -59.4%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 129.4 坪 (昨年 110.9 坪から +16.7 %増)。
研究学園駅 9.3 万/坪(昨年同期比 -54.7 %)
研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.7%( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +22.2%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 187.1 坪 (昨年 233.6 坪から -19.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 50.4 分 → 2024年 70.9 分、+40.6 %と大きく増加)
万博記念公園駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -15.6 %)
万博記念公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -15.6%( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 258.4 坪 (昨年 90.4 坪から +186.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 41.0 分 → 2024年 33.4 分、-18.4 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示