【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +13.3％( +3.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 132 件(１年前(2022年)に比べて -28.3％( -52件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 109.3 坪 (昨年 88.9 坪から +22.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。河瀬駅、近江八幡駅、守山駅、南草津駅、石山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安土駅で昨年に比べ +162.8 ％、坪単価は 12.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(安土駅、河瀬駅)は +121.7 ％(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲枝駅、能登川駅)は -73.2 ％(坪単価 -7.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.1 ％ → 2023年 0.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南草津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +25.7％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +116.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -80.5％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 22.5万/坪 (66.6坪) | 28.4万/坪 (53.2坪) | 15.1万/坪 (93.5坪) |
| 彦根駅 | 18.9万/坪 (92.3坪) | 20.4万/坪 (70.2坪) | 16.9万/坪 (112坪) |
| 南彦根駅 | 18.7万/坪 (174坪) | 18.0万/坪 (54.2坪) | 26.5万/坪 (65.4坪) |
| 河瀬駅 | 3.2万/坪 (93.8坪) | 1.8万/坪 (130坪) | 9.9万/坪 (158坪) |
| 稲枝駅 | 0.8万/坪 (31.8坪) | 4.0万/坪 (152坪) | 9.5万/坪 (61.5坪) |
| 能登川駅 | 6.4万/坪 (99.8坪) | 18.9万/坪 (87.0坪) | 20.5万/坪 (62.4坪) |
| 安土駅 | 12.3万/坪 (155坪) | 4.7万/坪 (138坪) | 11.3万/坪 (225坪) |
| 近江八幡駅 | 16.5万/坪 (168坪) | 10.7万/坪 (95.1坪) | 17.6万/坪 (79.5坪) |
| 篠原駅 | 12.6万/坪 (86.2坪) | 18.5万/坪 (61.1坪) | 9.9万/坪 (88.2坪) |
| 野洲駅 | 24.6万/坪 (107坪) | 24.2万/坪 (131坪) | 22.1万/坪 (120坪) |
| 守山駅 | 28.4万/坪 (110坪) | 23.6万/坪 (112坪) | 31.7万/坪 (98.0坪) |
| 栗東駅 | 38.8万/坪 (61.0坪) | 34.7万/坪 (79.3坪) | 18.7万/坪 (152坪) |
| 草津駅 | 29.7万/坪 (111坪) | 27.1万/坪 (97.5坪) | 39.5万/坪 (99.1坪) |
| 南草津駅 | 40.4万/坪 (156坪) | 32.2万/坪 (161坪) | 31.0万/坪 (100坪) |
| 瀬田駅 | 28.2万/坪 (105坪) | 33.4万/坪 (65.0坪) | 25.1万/坪 (133坪) |
| 石山駅 | 27.7万/坪 (56.3坪) | 17.9万/坪 (69.7坪) | 29.7万/坪 (89.9坪) |
| 膳所駅 | 37.8万/坪 (10.6坪) | 40.1万/坪 (57.0坪) | 48.2万/坪 (66.6坪) |
| 大津駅 | 27.0万/坪 (68.6坪) | 73.4万/坪 (58.1坪) | 35.3万/坪 (35.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安土駅 12.3 万/坪(昨年同期比 +162.8 ％)
安土駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +162.8％( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 155.2 坪 (昨年 138.4 坪から +12.1 ％増)。
河瀬駅 3.2 万/坪(昨年同期比 +80.6 ％)
河瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +80.6％( +1.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 129.8 坪から -27.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.9 分 → 2023年 30.0 分、+67.6 ％と大きく増加)
稲枝駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -80.5 ％)
稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -80.5％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 152.3 坪から -79.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.0 分 → 2023年 60.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
能登川駅 6.4 万/坪(昨年同期比 -66.0 ％)
能登川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -66.0％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 87.0 坪から +14.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示