【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年7月〜9月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -0.1％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 174 件(１年前(2020年)に比べて -13.4％( -27件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 82.9 坪 (昨年 87.3 坪から -5.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。栗東駅、石山駅、大津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大津駅で昨年に比べ +86.6 ％、坪単価は 60.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(大津駅、栗東駅)は +75.3 ％(坪単価 +21.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲枝駅、河瀬駅)は -56.3 ％(坪単価 -6.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 27.2 分 → 2021年 24.2 分、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 ％ → 2021年 5.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +86.6％( +28.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -60.2％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 12.0万/坪 (66.6坪) | 21.0万/坪 (88.7坪) | 30.1万/坪 (49.9坪) |
| 彦根駅 | 14.0万/坪 (130坪) | 14.1万/坪 (95.2坪) | 16.1万/坪 (127坪) |
| 南彦根駅 | 16.7万/坪 (57.6坪) | 16.5万/坪 (94.8坪) | 17.4万/坪 (87.1坪) |
| 河瀬駅 | 5.2万/坪 (77.1坪) | 11.0万/坪 (127坪) | 10.5万/坪 (145坪) |
| 稲枝駅 | 5.2万/坪 (87.0坪) | 13.0万/坪 (93.8坪) | 6.1万/坪 (148坪) |
| 能登川駅 | 16.5万/坪 (79.1坪) | 17.3万/坪 (95.7坪) | 16.3万/坪 (93.5坪) |
| 安土駅 | 10.3万/坪 (81.2坪) | 17.9万/坪 (53.9坪) | 18.6万/坪 (61.0坪) |
| 近江八幡駅 | 19.1万/坪 (65.4坪) | 16.4万/坪 (68.7坪) | 12.4万/坪 (117坪) |
| 篠原駅 | 14.6万/坪 (98.7坪) | 17.8万/坪 (51.4坪) | 2.5万/坪 (150坪) |
| 野洲駅 | 22.0万/坪 (100坪) | 24.2万/坪 (71.8坪) | 18.7万/坪 (130坪) |
| 守山駅 | 27.0万/坪 (74.1坪) | 25.7万/坪 (98.7坪) | 25.5万/坪 (132坪) |
| 栗東駅 | 38.0万/坪 (99.6坪) | 23.2万/坪 (98.1坪) | 27.4万/坪 (263坪) |
| 草津駅 | 31.5万/坪 (90.0坪) | 29.6万/坪 (116坪) | 28.7万/坪 (116坪) |
| 南草津駅 | 42.9万/坪 (76.2坪) | 41.3万/坪 (65.9坪) | 36.1万/坪 (52.6坪) |
| 瀬田駅 | 40.1万/坪 (78.3坪) | 38.0万/坪 (94.9坪) | 38.9万/坪 (71.8坪) |
| 石山駅 | 25.4万/坪 (74.5坪) | 17.1万/坪 (55.5坪) | 22.8万/坪 (68.7坪) |
| 膳所駅 | 33.3万/坪 (53.2坪) | 40.4万/坪 (49.6坪) | 36.0万/坪 (57.0坪) |
| 大津駅 | 60.6万/坪 (25.0坪) | 32.5万/坪 (43.1坪) | 40.8万/坪 (67.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大津駅 60.6 万/坪(昨年同期比 +86.6 ％)
大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +86.6％( +28.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 43.1 坪から -42.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.5 分 → 2021年 5.5 分、-79.2 ％と大きく減少)
栗東駅 38.0 万/坪(昨年同期比 +64.0 ％)
栗東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +64.0％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 99.6 坪 (昨年 98.1 坪から +1.6 ％増)。
稲枝駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -60.2 ％)
稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -60.2％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 93.8 坪から -7.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.5 分 → 2021年 14.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
河瀬駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -52.5 ％)
河瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -52.5％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 127.3 坪から -39.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.5 分 → 2021年 25.3 分、+63.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示