【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の都営三田線 (目黒駅～西高島平駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 396万円/坪(120万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +33.4％( +99.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(１年前(2022年)に比べて +13.3％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 34.4 坪 (昨年 41.5 坪から -17.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。目黒駅、西巣鴨駅、本蓮沼駅、新高島平駅、西高島平駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは春日駅で昨年に比べ +117.0 ％、坪単価は 475 万円/坪となった。
上位 2 駅(春日駅、目黒駅)は +107.6 ％(坪単価 +284.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(志村三丁目駅、千石駅)は -32.9 ％(坪単価 -86.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.3 分 → 2023年 7.2 分、-13.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 32.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 632万円/坪(191万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +98.2％( +313.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった志村三丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -44.7％( -76.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 都営三田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目黒駅 | 632万/坪 (33.3坪) | 319万/坪 (26.0坪) | 240万/坪 (24.2坪) |
| 白金台駅 | - | 397万/坪 (30.3坪) | - |
| 白金高輪駅 | - | 675万/坪 (29.5坪) | 523万/坪 (18.2坪) |
| 三田駅 | - | - | - |
| 芝公園駅 | - | - | - |
| 御成門駅 | - | - | - |
| 内幸町駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | - | - |
| 神保町駅 | - | 756万/坪 (10.6坪) | - |
| 水道橋駅 | - | - | - |
| 春日駅 | 475万/坪 (21.9坪) | 219万/坪 (19.7坪) | 483万/坪 (15.1坪) |
| 白山駅 | 1,635万/坪 (29.2坪) | - | - |
| 千石駅 | 358万/坪 (20.4坪) | 454万/坪 (16.3坪) | 264万/坪 (18.2坪) |
| 巣鴨駅 | 324万/坪 (37.1坪) | - | 379万/坪 (31.8坪) |
| 西巣鴨駅 | 261万/坪 (34.8坪) | 179万/坪 (26.2坪) | 169万/坪 (35.3坪) |
| 新板橋駅 | 149万/坪 (30.3坪) | - | - |
| 板橋区役所前駅 | 174万/坪 (51.4坪) | 210万/坪 (33.3坪) | 213万/坪 (20.4坪) |
| 板橋本町駅 | 261万/坪 (57.9坪) | 236万/坪 (37.3坪) | 123万/坪 (43.9坪) |
| 本蓮沼駅 | 313万/坪 (25.7坪) | 170万/坪 (112坪) | 151万/坪 (79.9坪) |
| 志村坂上駅 | - | - | 161万/坪 (75.6坪) |
| 志村三丁目駅 | 94.5万/坪 (10.6坪) | 171万/坪 (49.9坪) | 144万/坪 (16.6坪) |
| 蓮根駅 | 153万/坪 (24.2坪) | - | - |
| 西台駅 | 103万/坪 (34.8坪) | - | 108万/坪 (31.0坪) |
| 高島平駅 | - | - | - |
| 新高島平駅 | 175万/坪 (51.4坪) | 142万/坪 (21.2坪) | - |
| 西高島平駅 | 122万/坪 (27.2坪) | 71.8万/坪 (162坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
春日駅 474.6 万/坪(昨年同期比 +117.0 ％)
春日駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 475万円/坪(144万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +117.0％( +255.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 19.7 坪から +11.5 ％増)。
目黒駅 631.9 万/坪(昨年同期比 +98.2 ％)
目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 632万円/坪(191万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +98.2％( +313.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 26.0 坪から +27.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 7.5 分、-37.5 ％と大きく減少)
志村三丁目駅 94.5 万/坪(昨年同期比 -44.7 ％)
志村三丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -44.7％( -76.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 49.9 坪から -78.8 ％減)。
千石駅 358.1 万/坪(昨年同期比 -21.2 ％)
千石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 358万円/坪(108万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -21.2％( -96.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 20.4 坪 (昨年 16.3 坪から +25.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 7.5 分、+25.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示