【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の東急目黒線 (目黒駅～多摩川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 296万円/坪(89.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +10.8％( +28.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 87 件(１年前(2020年)に比べて -15.5％( -16件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 40.9 坪 (昨年 33.2 坪から +23.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。目黒駅、武蔵小山駅、西小山駅、奥沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵小山駅で昨年に比べ +26.9 ％、坪単価は 360 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵小山駅、奥沢駅)は +26.8 ％(坪単価 +71.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(多摩川駅、不動前駅)は -12.2 ％(坪単価 -32.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.4 ％ → 2021年 26.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 360万円/坪(109万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +26.9％( +76.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて -36.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多摩川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -14.2％( -36.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東急目黒線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目黒駅 | 359万/坪 (39.9坪) | 291万/坪 (36.9坪) | 368万/坪 (46.2坪) |
| 不動前駅 | 245万/坪 (36.5坪) | 273万/坪 (39.5坪) | 238万/坪 (29.9坪) |
| 武蔵小山駅 | 360万/坪 (36.2坪) | 283万/坪 (23.9坪) | 301万/坪 (35.8坪) |
| 西小山駅 | 328万/坪 (24.7坪) | 269万/坪 (24.0坪) | 266万/坪 (31.5坪) |
| 洗足駅 | 240万/坪 (60.8坪) | 255万/坪 (32.8坪) | 206万/坪 (44.3坪) |
| 大岡山駅 | 296万/坪 (31.8坪) | 269万/坪 (28.7坪) | 281万/坪 (23.6坪) |
| 奥沢駅 | 313万/坪 (33.1坪) | 247万/坪 (41.1坪) | 290万/坪 (33.1坪) |
| 田園調布駅 | 240万/坪 (49.7坪) | 227万/坪 (61.8坪) | 243万/坪 (64.8坪) |
| 多摩川駅 | 218万/坪 (55.4坪) | 254万/坪 (29.5坪) | 229万/坪 (20.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵小山駅 359.7 万/坪(昨年同期比 +26.9 ％)
武蔵小山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 360万円/坪(109万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +26.9％( +76.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて -36.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.2 坪 (昨年 23.9 坪から +51.5 ％増)。
奥沢駅 313.0 万/坪(昨年同期比 +26.6 ％)
奥沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 313万円/坪(94.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +26.6％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 33.1 坪 (昨年 41.1 坪から -19.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.9 分 → 2021年 4.1 分、-29.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 ％ → 2021年 50.0 ％)
多摩川駅 218.3 万/坪(昨年同期比 -14.2 ％)
多摩川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -14.2％( -36.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 29.5 坪から +87.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.5 分 → 2021年 7.4 分、-12.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
不動前駅 244.7 万/坪(昨年同期比 -10.2 ％)
不動前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -10.2％( -27.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて -30.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.5 坪 (昨年 39.5 坪から -7.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.9 分 → 2021年 9.9 分、+42.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 14.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示