【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の小田急小田原線 (新宿駅～町田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.1％( -12.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 41 件(１年前(2021年)に比べて -24.1％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 51.3 坪から -11.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。下北沢駅、経堂駅、千歳船橋駅、祖師ケ谷大蔵駅、狛江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは成城学園前駅で昨年に比べ +154.9 ％、坪単価は 281 万円/坪となった。
上位 2 駅(成城学園前駅、狛江駅)は +101.1 ％(坪単価 +106.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴川駅、代々木上原駅)は -28.6 ％(坪単価 -60.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.7 ％ → 2022年 2.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下北沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 666万円/坪(202万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +41.4％( +195.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -36.1％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 南新宿駅 | - | 417万/坪 (15.1坪) | 375万/坪 (45.4坪) |
| 参宮橋駅 | - | - | - |
| 代々木八幡駅 | - | - | - |
| 代々木上原駅 | 383万/坪 (37.1坪) | 484万/坪 (45.9坪) | 489万/坪 (40.8坪) |
| 東北沢駅 | 301万/坪 (30.3坪) | 358万/坪 (32.5坪) | 194万/坪 (34.8坪) |
| 下北沢駅 | 666万/坪 (32.5坪) | 471万/坪 (39.3坪) | 296万/坪 (65.8坪) |
| 世田谷代田駅 | - | - | 247万/坪 (40.1坪) |
| 梅ケ丘駅 | - | 345万/坪 (34.8坪) | 218万/坪 (28.0坪) |
| 豪徳寺駅 | - | 361万/坪 (19.7坪) | 307万/坪 (21.2坪) |
| 経堂駅 | 305万/坪 (39.3坪) | 241万/坪 (28.1坪) | 235万/坪 (24.2坪) |
| 千歳船橋駅 | 241万/坪 (31.8坪) | 192万/坪 (35.2坪) | 184万/坪 (47.7坪) |
| 祖師ケ谷大蔵駅 | 195万/坪 (28.2坪) | 157万/坪 (31.0坪) | 175万/坪 (39.9坪) |
| 成城学園前駅 | 281万/坪 (53.7坪) | 110万/坪 (63.5坪) | 204万/坪 (122坪) |
| 喜多見駅 | 132万/坪 (44.6坪) | 113万/坪 (68.4坪) | 87.9万/坪 (69.0坪) |
| 狛江駅 | 133万/坪 (39.3坪) | 90.2万/坪 (46.4坪) | 126万/坪 (29.2坪) |
| 和泉多摩川駅 | 67.5万/坪 (48.4坪) | - | 58.2万/坪 (63.5坪) |
| 鶴川駅 | 32.7万/坪 (46.1坪) | 51.3万/坪 (60.2坪) | 45.5万/坪 (66.9坪) |
| 玉川学園前駅 | 40.0万/坪 (57.1坪) | 46.4万/坪 (91.1坪) | 59.6万/坪 (52.4坪) |
| 町田駅 | 55.5万/坪 (56.2坪) | 62.4万/坪 (68.3坪) | 61.7万/坪 (45.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
成城学園前駅 280.8 万/坪(昨年同期比 +154.9 ％)
成城学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 281万円/坪(85.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +154.9％( +170.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 63.5 坪から -15.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 28.0 分 → 2022年 8.2 分、-70.5 ％と大きく減少)
狛江駅 132.9 万/坪(昨年同期比 +47.4 ％)
狛江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +47.4％( +42.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 46.4 坪から -15.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.3 分 → 2022年 12.5 分、+21.0 ％と大きく増加)
鶴川駅 32.7 万/坪(昨年同期比 -36.1 ％)
鶴川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -36.1％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 60.2 坪から -23.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 28.1 分 → 2022年 24.0 分、-14.7 ％と減少)
代々木上原駅 382.5 万/坪(昨年同期比 -21.0 ％)
代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 383万円/坪(116万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -21.0％( -101.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 45.9 坪から -19.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.3 分 → 2022年 8.5 分、+34.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示