【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の小田急小田原線 (新宿駅～町田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -7.3％( -10.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 87 件(１年前(2020年)に比べて +29.9％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 60.2 坪から +6.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。代々木上原駅、千歳船橋駅、狛江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは和泉多摩川駅で昨年に比べ +263.9 ％、坪単価は 90.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(和泉多摩川駅、代々木上原駅)は +148.2 ％(坪単価 +84.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(代々木八幡駅、下北沢駅)は -25.5 ％(坪単価 -92.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 12.5 分 → 2021年 13.8 分、+10.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.9 ％ → 2021年 5.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 425万円/坪(129万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +32.5％( +104.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +5.4％( +2.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 南新宿駅 | - | - | - |
| 参宮橋駅 | - | 375万/坪 (23.7坪) | 295万/坪 (28.0坪) |
| 代々木八幡駅 | 243万/坪 (76.4坪) | 368万/坪 (110坪) | 401万/坪 (90.8坪) |
| 代々木上原駅 | 425万/坪 (42.4坪) | 321万/坪 (53.7坪) | 294万/坪 (54.5坪) |
| 東北沢駅 | - | 203万/坪 (33.3坪) | 266万/坪 (19.7坪) |
| 下北沢駅 | 286万/坪 (37.1坪) | 345万/坪 (90.8坪) | - |
| 世田谷代田駅 | 248万/坪 (24.2坪) | 287万/坪 (27.2坪) | - |
| 梅ケ丘駅 | 238万/坪 (36.3坪) | 215万/坪 (30.3坪) | 260万/坪 (22.2坪) |
| 豪徳寺駅 | - | 195万/坪 (74.6坪) | 322万/坪 (12.1坪) |
| 経堂駅 | 195万/坪 (26.7坪) | 216万/坪 (29.9坪) | 221万/坪 (82.4坪) |
| 千歳船橋駅 | 220万/坪 (33.3坪) | 170万/坪 (45.4坪) | 152万/坪 (48.7坪) |
| 祖師ケ谷大蔵駅 | 164万/坪 (67.6坪) | 172万/坪 (37.2坪) | 175万/坪 (42.4坪) |
| 成城学園前駅 | 167万/坪 (79.8坪) | 152万/坪 (103坪) | 167万/坪 (97.4坪) |
| 喜多見駅 | 107万/坪 (52.8坪) | 128万/坪 (44.8坪) | 135万/坪 (60.9坪) |
| 狛江駅 | 140万/坪 (24.7坪) | 111万/坪 (49.2坪) | 100万/坪 (53.4坪) |
| 和泉多摩川駅 | 90.2万/坪 (21.2坪) | 24.8万/坪 (363坪) | - |
| 鶴川駅 | 44.5万/坪 (93.3坪) | 42.2万/坪 (61.7坪) | 36.6万/坪 (51.4坪) |
| 玉川学園前駅 | 49.0万/坪 (50.3坪) | 54.3万/坪 (58.4坪) | 22.5万/坪 (55.2坪) |
| 町田駅 | 67.7万/坪 (120坪) | 59.8万/坪 (62.8坪) | 55.5万/坪 (81.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和泉多摩川駅 90.2 万/坪(昨年同期比 +263.9 ％)
和泉多摩川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.2万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +263.9％( +65.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 363.0 坪から -94.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.0 分 → 2021年 7.0 分、+16.7 ％と増加)
代々木上原駅 425.0 万/坪(昨年同期比 +32.5 ％)
代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 425万円/坪(129万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +32.5％( +104.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 53.7 坪から -21.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 4.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
代々木八幡駅 242.9 万/坪(昨年同期比 -34.0 ％)
代々木八幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 243万円/坪(73.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -34.0％( -125.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 110.4 坪から -30.8 ％減)。
下北沢駅 285.6 万/坪(昨年同期比 -17.1 ％)
下北沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 286万円/坪(86.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -17.1％( -59.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 90.8 坪から -59.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 5.5 分、+22.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示