【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期のJR福塩線 (福山駅～塩町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.6万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -0.1％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 132 件(１年前(2019年)に比べて +26.9％( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 109.4 坪 (昨年 126.3 坪から -13.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。近田駅、高木駅、府中駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神辺駅で昨年に比べ +226.2 ％、坪単価は 9.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(神辺駅、鵜飼駅)は +213.0 ％(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上下駅、備後三川駅)は -62.3 ％(坪単価 -1.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 30.5 分 → 2020年 27.3 分、-10.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.8 ％ → 2020年 10.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.0 ％ → 2020年 0.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +6.0％( +1.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 36 件(１年前(2019年)に比べて +9.1％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -70.7％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR福塩線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福山駅 | 28.0万/坪 (74.1坪) | 26.4万/坪 (93.2坪) | 28.2万/坪 (81.4坪) |
| 備後本庄駅 | - | - | - |
| 横尾駅 | 12.8万/坪 (119坪) | 18.0万/坪 (49.9坪) | 19.8万/坪 (49.9坪) |
| 神辺駅 | 9.8万/坪 (137坪) | 3.0万/坪 (296坪) | 15.5万/坪 (50.7坪) |
| 湯田村駅 | - | 9.2万/坪 (72.2坪) | 8.0万/坪 (139坪) |
| 道上駅 | 12.4万/坪 (152坪) | 10.8万/坪 (157坪) | 19.0万/坪 (70.1坪) |
| 万能倉駅 | 5.6万/坪 (176坪) | 12.0万/坪 (91.8坪) | - |
| 駅家駅 | 7.6万/坪 (176坪) | 8.8万/坪 (145坪) | 9.4万/坪 (87.5坪) |
| 近田駅 | 10.4万/坪 (101坪) | 8.4万/坪 (242坪) | 15.1万/坪 (106坪) |
| 戸手駅 | 5.7万/坪 (31.0坪) | 12.2万/坪 (102坪) | - |
| 上戸手駅 | 4.9万/坪 (36.3坪) | 9.9万/坪 (90.0坪) | 4.8万/坪 (209坪) |
| 新市駅 | 18.7万/坪 (57.5坪) | 9.1万/坪 (132坪) | 11.3万/坪 (107坪) |
| 高木駅 | 7.4万/坪 (121坪) | 4.9万/坪 (206坪) | 15.4万/坪 (170坪) |
| 鵜飼駅 | 8.9万/坪 (43.1坪) | 3.0万/坪 (303坪) | - |
| 府中駅 | 10.9万/坪 (81.4坪) | 6.3万/坪 (66.2坪) | - |
| 下川辺駅 | 4.3万/坪 (193坪) | 6.1万/坪 (53.7坪) | 2.1万/坪 (124坪) |
| 河佐駅 | - | - | - |
| 備後三川駅 | 3.0万/坪 (134坪) | 6.4万/坪 (109坪) | 0.4万/坪 (303坪) |
| 備後矢野駅 | - | - | - |
| 上下駅 | 0.10万/坪 (145坪) | 0.3万/坪 (346坪) | 6.4万/坪 (233坪) |
| 甲奴駅 | - | - | 3.9万/坪 (87.7坪) |
| 梶田駅 | - | - | - |
| 備後安田駅 | - | - | - |
| 吉舎駅 | 0.6万/坪 (224坪) | - | 0.5万/坪 (545坪) |
| 三良坂駅 | - | 3.3万/坪 (148坪) | - |
| 塩町駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神辺駅 9.8 万/坪(昨年同期比 +226.2 ％)
神辺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +226.2％( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 137.0 坪 (昨年 296.5 坪から -53.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 16.0 分 → 2020年 9.2 分、-42.7 ％と大きく減少)
鵜飼駅 8.9 万/坪(昨年同期比 +199.8 ％)
鵜飼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +199.8％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 302.5 坪から -85.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.0 分 → 2020年 7.0 分、-53.3 ％と大きく減少)
上下駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -70.7 ％)
上下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -70.7％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 345.6 坪から -58.0 ％減)。
備後三川駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -53.9 ％)
備後三川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -53.9％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.3 坪 (昨年 108.9 坪から +23.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 90.0 分 → 2020年 102.0 分、+13.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示