【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の近鉄大阪線 (大阪上本町駅～大阪教育大前駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +9.6％( +6.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて -31.8％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.7 坪 (昨年 55.0 坪から +41.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。鶴橋駅、弥刀駅、久宝寺口駅、高安駅、法善寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは弥刀駅で昨年に比べ +51.0 ％、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(弥刀駅、鶴橋駅)は +48.5 ％(坪単価 +80.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河内山本駅、河内国分駅)は -39.0 ％(坪単価 -18.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 16.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 439万円/坪(133万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +46.0％( +138.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河内国分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪上本町駅 | - | 241万/坪 (25.7坪) | - |
| 鶴橋駅 | 439万/坪 (16.6坪) | 301万/坪 (49.9坪) | 111万/坪 (43.0坪) |
| 今里駅 | 73.0万/坪 (27.2坪) | 93.4万/坪 (30.8坪) | 72.1万/坪 (41.6坪) |
| 布施駅 | 87.4万/坪 (47.4坪) | 118万/坪 (21.2坪) | 91.4万/坪 (57.5坪) |
| 俊徳道駅 | 84.6万/坪 (103坪) | 79.6万/坪 (25.0坪) | 604万/坪 (61.3坪) |
| 長瀬駅 | - | 39.1万/坪 (80.9坪) | 52.9万/坪 (106坪) |
| 弥刀駅 | 66.1万/坪 (64.3坪) | 43.8万/坪 (18.9坪) | 32.1万/坪 (48.4坪) |
| 久宝寺口駅 | 79.2万/坪 (168坪) | 61.9万/坪 (81.7坪) | 97.0万/坪 (22.7坪) |
| 近鉄八尾駅 | 50.2万/坪 (87.2坪) | 52.4万/坪 (28.7坪) | 58.1万/坪 (30.9坪) |
| 河内山本駅 | 35.4万/坪 (89.5坪) | 60.3万/坪 (84.9坪) | 41.5万/坪 (122坪) |
| 高安駅 | 81.5万/坪 (49.2坪) | 62.4万/坪 (28.2坪) | 53.2万/坪 (64.3坪) |
| 恩智駅 | 32.0万/坪 (36.3坪) | 49.6万/坪 (42.4坪) | 68.6万/坪 (40.8坪) |
| 法善寺駅 | 63.1万/坪 (33.3坪) | 50.4万/坪 (81.7坪) | 30.5万/坪 (125坪) |
| 堅下駅 | 35.0万/坪 (251坪) | - | 31.8万/坪 (68.1坪) |
| 安堂駅 | - | - | - |
| 河内国分駅 | 19.8万/坪 (60.5坪) | 31.3万/坪 (53.7坪) | 40.6万/坪 (54.6坪) |
| 大阪教育大前駅 | - | 11.3万/坪 (95.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
弥刀駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +51.0 ％)
弥刀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.0％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 18.9 坪から +240.0 ％増)。
鶴橋駅 438.8 万/坪(昨年同期比 +46.0 ％)
鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 439万円/坪(133万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +46.0％( +138.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 49.9 坪から -66.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 8.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
河内山本駅 35.4 万/坪(昨年同期比 -41.3 ％)
河内山本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -41.3％( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 84.9 坪から +5.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.6 分 → 2024年 11.6 分、-14.5 ％と減少)
河内国分駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -36.7 ％)
河内国分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 53.7 坪から +12.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示