【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の近鉄大阪線 (大阪上本町駅～大阪教育大前駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -9.0％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 33 件(１年前(2022年)に比べて -36.5％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 60.9 坪から +29.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。長瀬駅、恩智駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは俊徳道駅で昨年に比べ +193.5 ％、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(俊徳道駅、高安駅)は +189.4 ％(坪単価 +59.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(弥刀駅、河内山本駅)は -24.3 ％(坪単価 -14.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.1 分 → 2023年 9.8 分、+20.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.8 ％ → 2023年 27.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった俊徳道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +193.5％( +73.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった弥刀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -27.1％( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪上本町駅 | - | 316万/坪 (69.6坪) | - |
| 鶴橋駅 | - | 136万/坪 (62.9坪) | 94.8万/坪 (69.6坪) |
| 今里駅 | 75.2万/坪 (32.3坪) | 73.1万/坪 (45.0坪) | 75.8万/坪 (55.8坪) |
| 布施駅 | - | 96.2万/坪 (99.8坪) | 72.7万/坪 (132坪) |
| 俊徳道駅 | 112万/坪 (104坪) | 38.1万/坪 (19.7坪) | 40.4万/坪 (27.2坪) |
| 長瀬駅 | 78.1万/坪 (61.8坪) | 56.7万/坪 (40.1坪) | 74.2万/坪 (55.2坪) |
| 弥刀駅 | 41.3万/坪 (60.5坪) | 56.7万/坪 (21.2坪) | 52.9万/坪 (60.5坪) |
| 久宝寺口駅 | 64.3万/坪 (545坪) | 54.8万/坪 (44.6坪) | 54.8万/坪 (48.4坪) |
| 近鉄八尾駅 | 65.8万/坪 (118坪) | 69.4万/坪 (30.3坪) | 97.9万/坪 (247坪) |
| 河内山本駅 | 52.4万/坪 (58.2坪) | 66.8万/坪 (95.0坪) | 47.0万/坪 (28.7坪) |
| 高安駅 | 68.1万/坪 (41.8坪) | 23.9万/坪 (62.5坪) | 54.8万/坪 (86.2坪) |
| 恩智駅 | 44.4万/坪 (37.3坪) | 35.0万/坪 (77.6坪) | 43.4万/坪 (98.6坪) |
| 法善寺駅 | - | 36.4万/坪 (24.2坪) | 37.8万/坪 (47.9坪) |
| 堅下駅 | - | 24.8万/坪 (12.1坪) | - |
| 安堂駅 | - | - | - |
| 河内国分駅 | - | 17.0万/坪 (71.6坪) | 23.6万/坪 (135坪) |
| 大阪教育大前駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
俊徳道駅 111.9 万/坪(昨年同期比 +193.5 ％)
俊徳道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +193.5％( +73.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 19.7 坪から +430.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.0 分 → 2023年 5.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
高安駅 68.1 万/坪(昨年同期比 +185.2 ％)
高安駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.1万円/坪(20.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +185.2％( +44.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 62.5 坪から -33.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 33.3 ％)
弥刀駅 41.3 万/坪(昨年同期比 -27.1 ％)
弥刀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -27.1％( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 21.2 坪から +185.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.0 分 → 2023年 9.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
河内山本駅 52.4 万/坪(昨年同期比 -21.6 ％)
河内山本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.4万円/坪(15.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -21.6％( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 95.0 坪から -38.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.5 分 → 2023年 15.5 分、+81.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示