【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の近鉄大阪線 (大阪上本町駅～大阪教育大前駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +20.3％( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 50 件(１年前(2020年)に比べて +51.5％( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 74.4 坪から +10.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。弥刀駅、河内国分駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴橋駅で昨年に比べ +4164.9 ％、坪単価は 94.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴橋駅、河内国分駅)は +2095.7 ％(坪単価 +48.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(俊徳道駅、今里駅)は -41.2 ％(坪単価 -38.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.1 ％ → 2021年 12.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.8万円/坪(28.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +4164.9％( +92.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河内国分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +26.6％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪上本町駅 | - | - | 331万/坪 (21.2坪) |
| 鶴橋駅 | 94.8万/坪 (69.6坪) | 2.2万/坪 (16.6坪) | 95.0万/坪 (35.8坪) |
| 今里駅 | 75.8万/坪 (55.8坪) | 117万/坪 (46.9坪) | 89.7万/坪 (56.5坪) |
| 布施駅 | 72.7万/坪 (132坪) | 76.3万/坪 (46.1坪) | - |
| 俊徳道駅 | 40.4万/坪 (27.2坪) | 76.1万/坪 (33.3坪) | 53.9万/坪 (32.9坪) |
| 長瀬駅 | 74.2万/坪 (55.2坪) | 65.3万/坪 (134坪) | 58.0万/坪 (19.7坪) |
| 弥刀駅 | 52.9万/坪 (60.5坪) | 43.1万/坪 (42.4坪) | 39.1万/坪 (87.0坪) |
| 久宝寺口駅 | 54.8万/坪 (48.4坪) | 59.9万/坪 (160坪) | 48.5万/坪 (90.8坪) |
| 近鉄八尾駅 | 97.9万/坪 (247坪) | - | 44.2万/坪 (101坪) |
| 河内山本駅 | 47.0万/坪 (28.7坪) | 49.8万/坪 (76.6坪) | 52.6万/坪 (59.2坪) |
| 高安駅 | 54.8万/坪 (86.2坪) | 50.9万/坪 (39.3坪) | 43.5万/坪 (40.2坪) |
| 恩智駅 | 43.4万/坪 (98.6坪) | - | - |
| 法善寺駅 | 37.8万/坪 (47.9坪) | 43.1万/坪 (53.5坪) | - |
| 堅下駅 | - | 39.3万/坪 (117坪) | 40.5万/坪 (24.2坪) |
| 安堂駅 | - | - | - |
| 河内国分駅 | 23.6万/坪 (135坪) | 18.7万/坪 (139坪) | 45.2万/坪 (57.5坪) |
| 大阪教育大前駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴橋駅 94.8 万/坪(昨年同期比 +4164.9 ％)
鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.8万円/坪(28.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +4164.9％( +92.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 16.6 坪から +318.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 14.2 分、+77.5 ％と大きく増加)
河内国分駅 23.6 万/坪(昨年同期比 +26.6 ％)
河内国分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +26.6％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 139.2 坪から -3.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 18.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
俊徳道駅 40.4 万/坪(昨年同期比 -46.9 ％)
俊徳道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -46.9％( -35.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.5 分 → 2021年 4.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
今里駅 75.8 万/坪(昨年同期比 -35.4 ％)
今里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -35.4％( -41.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +800.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.8 坪 (昨年 46.9 坪から +19.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.9 分、+47.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 22.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示