【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR高崎線 (浦和駅～神保原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +14.5％( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 76 件(１年前(2023年)に比べて -73.8％( -214件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.7 坪 (昨年 111.7 坪から -28.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。浦和駅、宮原駅、鴻巣駅、行田駅、籠原駅、神保原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡部駅で昨年に比べ +102.0 ％、坪単価は 7.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(岡部駅、行田駅)は +90.7 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吹上駅、北本駅)は -60.5 ％(坪単価 -7.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.4 分 → 2024年 21.3 分、-24.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 ％ → 2024年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 277万円/坪(83.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +42.3％( +82.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -78.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吹上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.15万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -94.6％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 277万/坪 (101坪) | 194万/坪 (49.0坪) | 168万/坪 (57.7坪) |
| さいたま新都心駅 | - | 62.6万/坪 (71.1坪) | 67.9万/坪 (42.4坪) |
| 大宮駅 | 127万/坪 (52.6坪) | 115万/坪 (98.9坪) | 120万/坪 (68.6坪) |
| 宮原駅 | 97.6万/坪 (50.4坪) | 60.8万/坪 (58.6坪) | 70.1万/坪 (96.8坪) |
| 上尾駅 | 41.9万/坪 (39.7坪) | 47.4万/坪 (82.4坪) | 45.5万/坪 (81.9坪) |
| 北上尾駅 | 45.0万/坪 (51.7坪) | 52.0万/坪 (68.9坪) | 72.0万/坪 (49.2坪) |
| 桶川駅 | 37.2万/坪 (57.7坪) | 38.4万/坪 (74.5坪) | 33.2万/坪 (53.3坪) |
| 北本駅 | 18.8万/坪 (52.9坪) | 25.5万/坪 (97.7坪) | 26.2万/坪 (77.0坪) |
| 鴻巣駅 | 22.1万/坪 (60.5坪) | 13.9万/坪 (186坪) | 22.8万/坪 (101坪) |
| 北鴻巣駅 | - | 19.6万/坪 (163坪) | 10.7万/坪 (172坪) |
| 吹上駅 | 0.5万/坪 (112坪) | 9.2万/坪 (114坪) | 8.6万/坪 (222坪) |
| 行田駅 | 28.3万/坪 (52.9坪) | 15.8万/坪 (154坪) | 18.2万/坪 (58.3坪) |
| 熊谷駅 | 16.2万/坪 (117坪) | 14.4万/坪 (117坪) | 18.0万/坪 (93.7坪) |
| 籠原駅 | 29.1万/坪 (113坪) | 17.9万/坪 (94.2坪) | 28.0万/坪 (127坪) |
| 深谷駅 | 14.5万/坪 (133坪) | 12.7万/坪 (114坪) | 11.1万/坪 (132坪) |
| 岡部駅 | 7.9万/坪 (57.5坪) | 3.9万/坪 (124坪) | 6.2万/坪 (158坪) |
| 本庄駅 | 13.0万/坪 (66.6坪) | 14.6万/坪 (83.2坪) | 10.4万/坪 (61.1坪) |
| 神保原駅 | 11.2万/坪 (78.7坪) | 8.2万/坪 (181坪) | 7.1万/坪 (160坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡部駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +102.0 ％)
岡部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +102.0％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 123.6 坪から -53.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 34.6 分 → 2024年 12.0 分、-65.3 ％と大きく減少)
行田駅 28.3 万/坪(昨年同期比 +79.5 ％)
行田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +79.5％( +12.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 153.7 坪から -65.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.1 分 → 2024年 5.0 分、-70.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
吹上駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -94.6 ％)
吹上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.15万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -94.6％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 114.2 坪から -2.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.3 分 → 2024年 30.0 分、+83.7 ％と大きく増加)
北本駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -26.5 ％)
北本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -26.5％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -82.4％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 97.7 坪から -45.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.9 分 → 2024年 13.7 分、-54.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示