【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR京浜東北線 (大宮駅～川口駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -1.6％( -2.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 102 件(１年前(2022年)に比べて +1.0％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 60.1 坪から -0.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +39.5 ％、坪単価は 165 万円/坪となった。
上位 2 駅(大宮駅、北浦和駅)は +27.4 ％(坪単価 +31.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川口駅、浦和駅)は -28.7 ％(坪単価 -50.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 5.0 ％ → 2023年 2.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +39.5％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となったさいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.0万円/坪(24.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.1％( -6.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR京浜東北線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 165万/坪 (88.0坪) | 118万/坪 (68.1坪) | 89.8万/坪 (62.8坪) |
| さいたま新都心駅 | 82.0万/坪 (107坪) | 88.3万/坪 (33.8坪) | 44.5万/坪 (50.9坪) |
| 与野駅 | 151万/坪 (83.5坪) | 142万/坪 (21.2坪) | 72.0万/坪 (49.0坪) |
| 北浦和駅 | 125万/坪 (67.0坪) | 108万/坪 (47.5坪) | 113万/坪 (71.7坪) |
| 浦和駅 | 139万/坪 (57.2坪) | 167万/坪 (47.4坪) | 92.9万/坪 (36.1坪) |
| 南浦和駅 | 143万/坪 (50.9坪) | 125万/坪 (43.4坪) | 127万/坪 (38.2坪) |
| 蕨駅 | 83.7万/坪 (46.8坪) | 76.8万/坪 (97.4坪) | 82.0万/坪 (44.4坪) |
| 西川口駅 | 99.5万/坪 (29.0坪) | 110万/坪 (39.1坪) | 84.6万/坪 (132坪) |
| 川口駅 | 108万/坪 (59.3坪) | 180万/坪 (56.2坪) | 88.9万/坪 (54.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 164.6 万/坪(昨年同期比 +39.5 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +39.5％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 68.1 坪から +29.2 ％増)。
北浦和駅 124.8 万/坪(昨年同期比 +15.2 ％)
北浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +15.2％( +16.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -37.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 47.5 坪から +41.1 ％増)。
川口駅 107.8 万/坪(昨年同期比 -40.2 ％)
川口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -40.2％( -72.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて +7.7％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 59.3 坪 (昨年 56.2 坪から +5.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.7 分 → 2023年 35.6 分、+101.5 ％と大きく増加)
浦和駅 138.5 万/坪(昨年同期比 -17.1 ％)
浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(41.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -17.1％( -28.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて -12.5％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 47.4 坪から +20.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 7.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示