【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の東武東上本線 (和光市駅~寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -28.3%( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 228 件(1年前(2023年)に比べて -66.1%( -445件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.6 坪 (昨年 105.2 坪から +16.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 16 駅。ほとんどの駅において下落した。みずほ台駅、鶴瀬駅、新河岸駅、霞ケ関駅、小川町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鉢形駅で昨年に比べ +104.5 %、坪単価は 5.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(鉢形駅、新河岸駅)は +93.8 %(坪単価 +19.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(つきのわ駅、武蔵嵐山駅)は -74.8 %(坪単価 -10.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 % → 2024年 6.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみずほ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.1万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +73.4%( +38.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -81.6%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった男衾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -49.0%( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武東上本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
和光市駅 | - | 81.1万/坪 (147坪) | 74.1万/坪 (140坪) |
朝霞駅 | 86.1万/坪 (121坪) | 90.6万/坪 (62.9坪) | 98.8万/坪 (37.4坪) |
朝霞台駅 | 55.4万/坪 (54.3坪) | 67.5万/坪 (122坪) | 64.2万/坪 (63.0坪) |
志木駅 | 77.3万/坪 (36.7坪) | 95.4万/坪 (53.4坪) | 104万/坪 (38.6坪) |
柳瀬川駅 | - | 61.4万/坪 (22.3坪) | 79.8万/坪 (112坪) |
みずほ台駅 | 90.1万/坪 (66.3坪) | 52.0万/坪 (96.3坪) | 53.3万/坪 (107坪) |
鶴瀬駅 | 49.2万/坪 (83.5坪) | 37.2万/坪 (102坪) | 43.4万/坪 (115坪) |
ふじみ野駅 | 32.5万/坪 (68.7坪) | 54.7万/坪 (91.5坪) | 49.8万/坪 (125坪) |
上福岡駅 | 40.8万/坪 (49.2坪) | 64.2万/坪 (70.5坪) | 39.5万/坪 (100坪) |
新河岸駅 | 82.0万/坪 (38.4坪) | 44.8万/坪 (56.0坪) | 47.9万/坪 (58.6坪) |
川越駅 | 31.0万/坪 (139坪) | 50.7万/坪 (129坪) | 49.4万/坪 (96.1坪) |
川越市駅 | 57.2万/坪 (137坪) | 50.1万/坪 (53.5坪) | 58.2万/坪 (69.7坪) |
霞ケ関駅 | 41.0万/坪 (66.9坪) | 28.7万/坪 (60.4坪) | 33.0万/坪 (115坪) |
鶴ケ島駅 | 16.5万/坪 (113坪) | 25.4万/坪 (93.5坪) | 21.7万/坪 (102坪) |
若葉駅 | 35.4万/坪 (75.6坪) | 33.6万/坪 (84.3坪) | 22.9万/坪 (114坪) |
坂戸駅 | 26.7万/坪 (169坪) | 27.1万/坪 (84.1坪) | 25.8万/坪 (103坪) |
北坂戸駅 | 21.3万/坪 (91.4坪) | 23.0万/坪 (135坪) | 8.3万/坪 (124坪) |
高坂駅 | 4.4万/坪 (308坪) | 7.0万/坪 (232坪) | 10.7万/坪 (148坪) |
東松山駅 | 9.3万/坪 (95.9坪) | 12.4万/坪 (118坪) | 8.3万/坪 (141坪) |
森林公園駅 | 9.1万/坪 (153坪) | 12.0万/坪 (161坪) | 8.0万/坪 (108坪) |
つきのわ駅 | 3.4万/坪 (369坪) | 14.6万/坪 (178坪) | 7.2万/坪 (161坪) |
武蔵嵐山駅 | 3.5万/坪 (130坪) | 12.9万/坪 (74.6坪) | 9.2万/坪 (92.6坪) |
小川町駅 | 5.3万/坪 (150坪) | 4.1万/坪 (142坪) | 5.8万/坪 (161坪) |
東武竹沢駅 | - | 0.15万/坪 (66.6坪) | 3.2万/坪 (72.6坪) |
みなみ寄居駅 | 3.4万/坪 (46.9坪) | - | - |
男衾駅 | 3.0万/坪 (102坪) | 5.8万/坪 (57.3坪) | 3.8万/坪 (126坪) |
鉢形駅 | 5.0万/坪 (151坪) | 2.4万/坪 (52.9坪) | 0.9万/坪 (33.3坪) |
玉淀駅 | 7.6万/坪 (263坪) | 12.8万/坪 (61.5坪) | - |
寄居駅 | 10.4万/坪 (86.2坪) | 9.7万/坪 (65.0坪) | 8.5万/坪 (163坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鉢形駅 5.0 万/坪(昨年同期比 +104.5 %)
鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +104.5%( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 52.9 坪から +185.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.5 分 → 2024年 9.0 分、-33.3 %と大きく減少)
新河岸駅 82.0 万/坪(昨年同期比 +83.0 %)
新河岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.0万円/坪(24.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +83.0%( +37.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -83.9%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 38.4 坪 (昨年 56.0 坪から -31.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.5 分 → 2024年 9.6 分、-41.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.5 % → 2024年 40.0 %)
つきのわ駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -76.5 %)
つきのわ駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -76.5%( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 369.1 坪 (昨年 178.3 坪から +107.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.0 分 → 2024年 17.6 分、+60.0 %と大きく増加)
武蔵嵐山駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -73.1 %)
武蔵嵐山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -73.1%( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 74.6 坪から +74.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.4 分 → 2024年 18.2 分、+74.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示