【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR成田線 (佐倉駅~松岸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +27.1%( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 54 件(1年前(2023年)に比べて -78.7%( -200件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.0 坪 (昨年 111.4 坪から +4.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。成田駅、久住駅、笹川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大戸駅で昨年に比べ +1445.1 %、坪単価は 18.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(大戸駅、酒々井駅)は +927.6 %(坪単価 +22.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松岸駅、小見川駅)は -59.7 %(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.2 % → 2024年 3.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 % → 2024年 3.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +22.5%( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -84.0%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下総橘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -20.9%( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR成田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
佐倉駅 | 16.8万/坪 (172坪) | 16.3万/坪 (111坪) | 20.4万/坪 (109坪) |
酒々井駅 | 33.4万/坪 (57.0坪) | 6.5万/坪 (178坪) | 12.6万/坪 (74.3坪) |
成田駅 | 40.1万/坪 (96.0坪) | 32.7万/坪 (71.5坪) | 25.5万/坪 (103坪) |
成田空港駅 | - | 6.8万/坪 (205坪) | 19.1万/坪 (99.8坪) |
久住駅 | 11.3万/坪 (75.6坪) | 9.3万/坪 (178坪) | 12.5万/坪 (191坪) |
滑河駅 | - | 3.4万/坪 (109坪) | 5.4万/坪 (77.5坪) |
下総神崎駅 | 1.5万/坪 (126坪) | 2.4万/坪 (119坪) | 3.8万/坪 (73.1坪) |
大戸駅 | 18.6万/坪 (253坪) | 1.2万/坪 (183坪) | - |
佐原駅 | 23.8万/坪 (75.6坪) | 9.5万/坪 (119坪) | 8.9万/坪 (116坪) |
香取駅 | - | 4.7万/坪 (74.6坪) | 11.8万/坪 (27.2坪) |
水郷駅 | - | 2.1万/坪 (101坪) | 2.6万/坪 (58.0坪) |
小見川駅 | 2.2万/坪 (93.8坪) | 4.9万/坪 (149坪) | 4.6万/坪 (178坪) |
笹川駅 | 4.3万/坪 (86.7坪) | 2.7万/坪 (153坪) | 2.9万/坪 (72.9坪) |
下総橘駅 | 1.2万/坪 (185坪) | 1.5万/坪 (90.8坪) | 2.6万/坪 (37.8坪) |
下総豊里駅 | - | 1.6万/坪 (71.8坪) | 1.3万/坪 (99.2坪) |
椎柴駅 | - | - | 2.8万/坪 (160坪) |
松岸駅 | 2.1万/坪 (189坪) | 5.9万/坪 (126坪) | 4.1万/坪 (174坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大戸駅 18.6 万/坪(昨年同期比 +1445.1 %)
大戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +1445.1%( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 253.3 坪 (昨年 183.0 坪から +38.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 41.5 分 → 2024年 81.4 分、+96.2 %と大きく増加)
酒々井駅 33.4 万/坪(昨年同期比 +410.1 %)
酒々井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +410.1%( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -76.5%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 178.2 坪から -68.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 39.3 分 → 2024年 6.2 分、-84.1 %と大きく減少)
松岸駅 2.1 万/坪(昨年同期比 -64.7 %)
松岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -64.7%( -3.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 189.1 坪 (昨年 125.8 坪から +50.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.8 分 → 2024年 13.5 分、-47.7 %と大きく減少)
小見川駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -54.6 %)
小見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.6%( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 148.8 坪から -37.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.9 分 → 2024年 11.0 分、-55.9 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示