【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の新京成電鉄線 (松戸駅~京成津田沼駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.1万円/坪(15.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +8.7%( +4.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2023年)に比べて -72.2%( -177件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.6 坪 (昨年 71.7 坪から -28.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。みのり台駅、八柱駅、鎌ケ谷大仏駅、三咲駅、高根木戸駅、北習志野駅、京成津田沼駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは初富駅で昨年に比べ +134.8 %、坪単価は 57.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(初富駅、鎌ケ谷大仏駅)は +95.9 %(坪単価 +26.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(習志野駅、五香駅)は -54.0 %(坪単価 -30.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.1 % → 2024年 8.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京成津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +39.6%( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった習志野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.5%( -40.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
新京成電鉄線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松戸駅 | 83.5万/坪 (52.4坪) | 81.1万/坪 (79.2坪) | 89.8万/坪 (53.2坪) |
上本郷駅 | 55.5万/坪 (46.1坪) | 73.3万/坪 (70.2坪) | 62.8万/坪 (140坪) |
松戸新田駅 | 72.8万/坪 (64.3坪) | 68.5万/坪 (43.1坪) | 51.7万/坪 (173坪) |
みのり台駅 | 68.8万/坪 (37.8坪) | 56.7万/坪 (67.3坪) | 42.8万/坪 (30.4坪) |
八柱駅 | 83.1万/坪 (99.8坪) | 53.1万/坪 (36.8坪) | 49.5万/坪 (37.3坪) |
常盤平駅 | 37.6万/坪 (82.1坪) | 44.6万/坪 (48.6坪) | 38.5万/坪 (75.8坪) |
五香駅 | 27.1万/坪 (44.9坪) | 47.0万/坪 (94.7坪) | 35.5万/坪 (59.3坪) |
元山駅 | 40.7万/坪 (31.3坪) | 47.4万/坪 (74.1坪) | 36.4万/坪 (58.7坪) |
くぬぎ山駅 | - | 32.3万/坪 (109坪) | 34.6万/坪 (42.9坪) |
北初富駅 | 31.9万/坪 (48.9坪) | 39.2万/坪 (87.6坪) | 29.0万/坪 (40.2坪) |
新鎌ケ谷駅 | - | 47.5万/坪 (90.1坪) | 22.1万/坪 (46.6坪) |
初富駅 | 57.3万/坪 (34.0坪) | 24.4万/坪 (113坪) | 38.2万/坪 (45.6坪) |
鎌ケ谷大仏駅 | 52.9万/坪 (37.8坪) | 33.7万/坪 (77.4坪) | 29.3万/坪 (56.9坪) |
二和向台駅 | 27.6万/坪 (42.7坪) | 25.9万/坪 (78.1坪) | 29.3万/坪 (103坪) |
三咲駅 | 37.8万/坪 (52.2坪) | 27.1万/坪 (73.4坪) | 23.8万/坪 (88.8坪) |
滝不動駅 | 33.9万/坪 (41.2坪) | 30.3万/坪 (52.9坪) | 26.7万/坪 (84.9坪) |
高根公団駅 | - | 32.7万/坪 (84.7坪) | 24.8万/坪 (63.1坪) |
高根木戸駅 | 53.1万/坪 (43.6坪) | 43.5万/坪 (46.1坪) | 44.2万/坪 (54.0坪) |
北習志野駅 | 71.6万/坪 (66.6坪) | 51.8万/坪 (68.4坪) | 61.3万/坪 (70.7坪) |
習志野駅 | 21.4万/坪 (51.4坪) | 62.0万/坪 (102坪) | 54.0万/坪 (80.2坪) |
薬園台駅 | 48.6万/坪 (21.2坪) | 44.9万/坪 (52.5坪) | 52.4万/坪 (53.1坪) |
前原駅 | 68.2万/坪 (125坪) | 61.2万/坪 (37.2坪) | 72.8万/坪 (59.6坪) |
新津田沼駅 | - | - | 20.9万/坪 (28.7坪) |
京成津田沼駅 | 94.4万/坪 (54.5坪) | 67.6万/坪 (95.9坪) | 84.0万/坪 (39.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
初富駅 57.3 万/坪(昨年同期比 +134.8 %)
初富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +134.8%( +32.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 112.5 坪から -69.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.2 分 → 2024年 7.3 分、-20.0 %と大きく減少)
鎌ケ谷大仏駅 52.9 万/坪(昨年同期比 +57.0 %)
鎌ケ谷大仏駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +57.0%( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -94.1%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 77.4 坪から -51.2 %減)。
習志野駅 21.4 万/坪(昨年同期比 -65.5 %)
習志野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.5%( -40.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 101.8 坪から -49.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 23.0 分、+91.7 %と大きく増加)
五香駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -42.4 %)
五香駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -42.4%( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 94.7 坪から -52.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.9 分 → 2024年 16.8 分、+40.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示