【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR予讃線 (川之江駅～八幡浜駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +0.8％( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -82.8％( -48件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 21.5年から +17.8 ％増)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 77.1 ㎡から -11.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。今治駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは今治駅で昨年に比べ +41.7 ％、単価は 27.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(今治駅)は +41.7 ％(単価 +8.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新居浜駅)は -16.8 ％(単価 -3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.9 分 → 2024年 14.3 分、-10.3 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 ％ → 2024年 11.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 21.5 年 → 2024年 25.4 年、+17.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.8 ％ → 2024年 10.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今治駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +41.7％( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新居浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.8％( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -85.0％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR予讃線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川之江駅 | - | - | - |
| 伊予三島駅 | - | 13.0万/㎡ (17.5年/100㎡) | 7.2万/㎡ (31.3年/25.0㎡) |
| 多喜浜駅 | - | 2.0万/㎡ (0年/50.0㎡) | 2.0万/㎡ (46.8年/50.0㎡) |
| 新居浜駅 | 16.4万/㎡ (45.0年/71.7㎡) | 19.7万/㎡ (20.3年/77.5㎡) | 14.2万/㎡ (28.0年/59.4㎡) |
| 中萩駅 | - | 23.8万/㎡ (12.8年/80.0㎡) | - |
| 伊予西条駅 | 18.4万/㎡ (18.3年/67.5㎡) | 20.1万/㎡ (17.2年/84.6㎡) | 18.8万/㎡ (20.4年/74.7㎡) |
| 伊予三芳駅 | - | - | - |
| 今治駅 | 27.1万/㎡ (18.5年/67.5㎡) | 19.2万/㎡ (22.2年/67.2㎡) | 24.5万/㎡ (12.8年/70.8㎡) |
| 堀江駅 | - | - | - |
| 伊予和気駅 | 15.1万/㎡ (28.0年/65.0㎡) | - | - |
| 三津浜駅 | - | 23.5万/㎡ (15.8年/85.0㎡) | 22.2万/㎡ (16.4年/88.1㎡) |
| 松山駅 | - | 17.0万/㎡ (39.4年/65.0㎡) | 20.7万/㎡ (33.8年/67.0㎡) |
| 市坪駅 | - | - | - |
| 八幡浜駅 | - | 17.8万/㎡ (22.5年/90.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
今治駅 27.1 万/㎡(昨年同期比 +41.7 ％)
今治駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +41.7％( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 22.2年から -16.7 ％減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から +0.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.2 年 → 2024年 18.5 年、-16.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.8 分 → 2024年 6.5 分、-49.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 87.5 ％ → 2024年 50.0 ％)
新居浜駅 16.4 万/㎡(昨年同期比 -16.8 ％)
新居浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.8％( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -85.0％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 20.3年から +121.5 ％増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -7.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.3 分 → 2024年 18.7 分、-12.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.3 年 → 2024年 45.0 年、+121.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示