【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の阪急箕面線 (石橋阪大前駅~箕面駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.6%( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 56 件(1年前(2023年)に比べて -46.2%( -48件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 29.3年から +8.3 %増)。平均専有面積は 77.9 ㎡ (昨年 79.3 ㎡から -1.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。桜井駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは箕面駅で昨年に比べ -10.2 %、単価は 23.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(石橋阪大前駅)は +0.4 %(単価 +0.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(箕面駅)は -10.2 %(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 % → 2024年 7.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.8 分 → 2024年 12.2 分、+13.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.1 % → 2024年 35.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 39.8 % → 2024年 44.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった牧落駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.5%( -3.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -10.5%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった箕面駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -10.2%( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -82.4%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
阪急箕面線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
石橋阪大前駅 | 33.7万/㎡ (28.0年/81.7㎡) | 33.5万/㎡ (25.5年/78.0㎡) | 38.2万/㎡ (20.8年/75.1㎡) |
桜井駅 | 26.4万/㎡ (38.2年/75.0㎡) | 26.9万/㎡ (39.8年/77.5㎡) | 24.0万/㎡ (44.8年/79.1㎡) |
牧落駅 | 35.9万/㎡ (29.4年/78.5㎡) | 39.3万/㎡ (21.3年/75.5㎡) | 31.8万/㎡ (27.2年/77.5㎡) |
箕面駅 | 23.0万/㎡ (47.3年/62.5㎡) | 25.6万/㎡ (36.4年/83.4㎡) | 27.6万/㎡ (35.3年/82.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
石橋阪大前駅 33.7 万/㎡(昨年同期比 +0.4 %)
石橋阪大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +0.4%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -39.5%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 25.5年から +9.7 %増)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 78.0 ㎡から +4.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.3 分 → 2024年 12.8 分、+14.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 51.2 % → 2024年 61.5 %)
箕面駅 23.0 万/㎡(昨年同期比 -10.2 %)
箕面駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -10.2%( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -82.4%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 36.4年から +29.9 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 83.4 ㎡から -25.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 36.4 年 → 2024年 47.3 年、+29.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.5 分 → 2024年 12.7 分、+20.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 51.5 % → 2024年 83.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示