
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の大阪堺筋線 (天神橋筋六丁目駅~天下茶屋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.6%( +9.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 628 件(1年前(2023年)に比べて -31.3%( -286件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 17.6年から -3.4 %減)。平均専有面積は 52.1 ㎡ (昨年 49.8 ㎡から +4.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。天神橋筋六丁目駅、堺筋本町駅、長堀橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは堺筋本町駅で昨年に比べ +19.3 %、単価は 97.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(堺筋本町駅、長堀橋駅)は +15.5 %(単価 +12.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(天下茶屋駅、恵美須町駅)は -2.9 %(単価 -0.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.2 % → 2024年 29.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.5 % → 2024年 6.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.5 % → 2024年 40.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 % → 2024年 25.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった堺筋本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +19.3%( +15.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 148 件(1年前(2023年)に比べて -2.0%( -3件/㎡)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天下茶屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.1%( -3.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
大阪堺筋線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
天神橋筋六丁目駅 | 74.6万/㎡ (20.2年/59.4㎡) | 67.0万/㎡ (19.1年/55.5㎡) | 64.7万/㎡ (19.5年/57.0㎡) |
扇町駅 | 80.8万/㎡ (18.8年/46.7㎡) | 74.8万/㎡ (21.1年/46.9㎡) | 68.9万/㎡ (20.5年/42.5㎡) |
南森町駅 | 73.3万/㎡ (21.9年/47.7㎡) | 70.5万/㎡ (19.9年/48.4㎡) | 64.5万/㎡ (20.6年/46.4㎡) |
北浜駅 | 92.7万/㎡ (15.8年/54.4㎡) | 87.0万/㎡ (15.5年/55.8㎡) | 85.3万/㎡ (14.2年/55.7㎡) |
堺筋本町駅 | 97.6万/㎡ (11.4年/50.5㎡) | 81.8万/㎡ (15.2年/51.8㎡) | 74.6万/㎡ (14.2年/49.3㎡) |
長堀橋駅 | 83.7万/㎡ (17.0年/54.5㎡) | 75.0万/㎡ (17.1年/45.1㎡) | 70.7万/㎡ (14.7年/46.8㎡) |
日本橋駅 | 66.9万/㎡ (18.8年/51.4㎡) | 62.2万/㎡ (16.4年/41.8㎡) | 55.0万/㎡ (20.3年/44.6㎡) |
恵美須町駅 | 72.8万/㎡ (13.8年/25.0㎡) | 71.1万/㎡ (12.2年/23.7㎡) | 65.8万/㎡ (13.0年/26.8㎡) |
動物園前駅 | - | 33.9万/㎡ (40.5年/63.3㎡) | - |
天下茶屋駅 | 37.3万/㎡ (27.1年/49.1㎡) | 40.6万/㎡ (25.7年/57.3㎡) | 37.6万/㎡ (25.9年/61.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
堺筋本町駅 97.6 万/㎡(昨年同期比 +19.3 %)
堺筋本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +19.3%( +15.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 148 件(1年前(2023年)に比べて -2.0%( -3件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 15.2年から -24.9 %減)。平均専有面積は 50.5 ㎡ (昨年 51.8 ㎡から -2.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.2 年 → 2024年 11.4 年、-24.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.4 % → 2024年 43.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.2 % → 2024年 23.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 45.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 16.3 %)
長堀橋駅 83.7 万/㎡(昨年同期比 +11.6 %)
長堀橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +11.6%( +8.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 65 件(1年前(2023年)に比べて -42.0%( -47件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 17.1年から -0.5 %減)。平均専有面積は 54.5 ㎡ (昨年 45.1 ㎡から +20.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 7.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.4 % → 2024年 26.2 %)
天下茶屋駅 37.3 万/㎡(昨年同期比 -8.1 %)
天下茶屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.1%( -3.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 25.7年から +5.6 %増)。平均専有面積は 49.1 ㎡ (昨年 57.3 ㎡から -14.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 % → 2024年 18.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 61.5 % → 2024年 90.0 %)
恵美須町駅 72.8 万/㎡(昨年同期比 +2.4 %)
恵美須町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.4%( +1.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて -53.8%( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 12.2年から +13.1 %増)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 23.7 ㎡から +5.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 38.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 12.2 年 → 2024年 13.8 年、+13.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 % → 2024年 5.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示