【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期のJR播但線 (姫路駅～香呂駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -40.1％( -12.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2022年)に比べて +3.9％( +2件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 17.0年から +59.3 ％増)。平均専有面積は 63.6 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。野里駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは京口駅で昨年に比べ -66.3 ％、単価は 9.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(野里駅)は -6.2 ％(単価 -1.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(京口駅)は -66.3 ％(単価 -17.7 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.0 年 → 2023年 27.1 年、+59.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 ％ → 2023年 18.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.2 ％ → 2023年 46.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -36.9％( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて -13.3％( -6件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった京口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -66.3％( -17.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR播但線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 21.0万/㎡ (24.0年/60.9㎡) | 33.3万/㎡ (16.7年/69.9㎡) | 22.9万/㎡ (21.7年/68.7㎡) |
| 京口駅 | 9.0万/㎡ (48.5年/58.8㎡) | 26.7万/㎡ (14.7年/78.3㎡) | 14.9万/㎡ (32.5年/65.0㎡) |
| 野里駅 | 15.9万/㎡ (30.0年/76.0㎡) | 16.9万/㎡ (23.3年/73.3㎡) | 39.8万/㎡ (2.0年/85.0㎡) |
| 砥堀駅 | - | - | - |
| 仁豊野駅 | - | - | - |
| 香呂駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
野里駅 15.9 万/㎡(昨年同期比 -6.2 ％)
野里駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -6.2％( -1.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +233.3％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 23.3年から +28.6 ％増)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から +3.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.3 年 → 2023年 30.0 年、+28.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.7 分 → 2023年 9.6 分、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 70.0 ％)
京口駅 9.0 万/㎡(昨年同期比 -66.3 ％)
京口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -66.3％( -17.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.5年(昨年 14.7年から +230.7 ％増)。平均専有面積は 58.8 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -25.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 14.7 年 → 2023年 48.5 年、+230.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.7 分 → 2023年 5.5 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示