【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅~有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -27.6%( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2023年)に比べて -55.6%( -40件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 32.2年から +20.4 %増)。平均専有面積は 70.2 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から -1.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。北鈴蘭台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは唐櫃台駅で昨年に比べ +198.7 %、単価は 10.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(唐櫃台駅、北鈴蘭台駅)は +110.1 %(単価 +4.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(有馬温泉駅、鈴蘭台駅)は -58.4 %(単価 -9.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 46.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 % → 2024年 3.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 32.2 年 → 2024年 38.8 年、+20.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.1 % → 2024年 12.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -18.5%( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -47.4%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -57.5%( -7.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
神戸電鉄有馬線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
湊川駅 | - | - | - |
長田駅 | 15.1万/㎡ (39.1年/68.0㎡) | 18.6万/㎡ (33.8年/68.4㎡) | 19.7万/㎡ (33.1年/72.9㎡) |
丸山駅 | 9.3万/㎡ (39.0年/57.5㎡) | 12.8万/㎡ (38.7年/51.7㎡) | - |
鵯越駅 | - | - | - |
鈴蘭台駅 | 5.5万/㎡ (38.0年/78.3㎡) | 13.0万/㎡ (34.4年/74.0㎡) | 11.2万/㎡ (32.7年/82.7㎡) |
北鈴蘭台駅 | 6.1万/㎡ (45.6年/65.0㎡) | 5.0万/㎡ (46.2年/68.0㎡) | 8.2万/㎡ (36.4年/71.4㎡) |
山の街駅 | 11.7万/㎡ (34.0年/60.0㎡) | 17.1万/㎡ (26.4年/82.0㎡) | 9.5万/㎡ (31.0年/72.9㎡) |
箕谷駅 | 12.1万/㎡ (31.5年/82.5㎡) | 11.6万/㎡ (31.6年/91.1㎡) | 13.3万/㎡ (28.4年/75.0㎡) |
谷上駅 | - | - | 35.5万/㎡ (17.0年/89.0㎡) |
花山駅 | 10.0万/㎡ (34.0年/85.0㎡) | 13.0万/㎡ (28.0年/87.5㎡) | 11.8万/㎡ (31.0年/82.5㎡) |
大池駅 | - | 8.2万/㎡ (29.0年/66.7㎡) | - |
神鉄六甲駅 | - | - | - |
唐櫃台駅 | 10.7万/㎡ (30.0年/75.0㎡) | 3.6万/㎡ (29.0年/70.0㎡) | - |
有馬温泉駅 | 7.7万/㎡ (38.4年/70.0㎡) | 19.0万/㎡ (22.7年/64.7㎡) | 11.8万/㎡ (13.0年/58.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
唐櫃台駅 10.7 万/㎡(昨年同期比 +198.7 %)
唐櫃台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +198.7%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.0年(昨年 29.0年から +3.5 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +7.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
北鈴蘭台駅 6.1 万/㎡(昨年同期比 +21.6 %)
北鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +21.6%( +1.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -30.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.6年(昨年 46.2年から -1.4 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 68.0 ㎡から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.9 分 → 2024年 8.9 分、+12.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 % → 2024年 85.7 %)
有馬温泉駅 7.7 万/㎡(昨年同期比 -59.3 %)
有馬温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -59.3%( -11.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 22.7年から +69.1 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 64.7 ㎡から +8.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.7 年 → 2024年 38.4 年、+69.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 66.7 %)
鈴蘭台駅 5.5 万/㎡(昨年同期比 -57.5 %)
鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -57.5%( -7.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 34.4年から +10.5 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から +5.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.2 分 → 2024年 10.0 分、-24.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 34.4 年 → 2024年 38.0 年、+10.5 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示