【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR予讃線 (高松駅～箕浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -54.0％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 29.2年から +2.5 ％増)。平均土地面積は 107.3 坪 (昨年 105.5 坪から +1.7 ％増)。平均建物面積は 50.4 坪 (昨年 56.6 坪から -11.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。多度津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鬼無駅で昨年に比べ +244.5 ％、坪単価は 82.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(鬼無駅、端岡駅)は +193.3 ％(坪単価 +51.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香西駅、宇多津駅)は -41.3 ％(坪単価 -16.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.2 分 → 2024年 22.2 分、-26.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.1 ％ → 2024年 20.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 6.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 32.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 ％ → 2024年 36.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鬼無駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +244.5％( +58.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった香西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.8％( -21.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR予讃線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 28.6万/坪 (2.3年/46.1坪) | - | - |
| 香西駅 | 17.3万/坪 (44.0年/129坪) | 38.2万/坪 (37.3年/86.2坪) | 4.5万/坪 (38.3年/93.8坪) |
| 鬼無駅 | 82.7万/坪 (15.3年/62.0坪) | 24.0万/坪 (22.8年/181坪) | 84.5万/坪 (0.25年/60.5坪) |
| 端岡駅 | 74.3万/坪 (15.8年/247坪) | 30.7万/坪 (39.3年/52.9坪) | 46.6万/坪 (36.3年/178坪) |
| 国分駅 | - | - | 22.1万/坪 (38.6年/120坪) |
| 讃岐府中駅 | - | 27.5万/坪 (25.3年/46.9坪) | - |
| 鴨川駅 | - | 13.4万/坪 (41.8年/169坪) | - |
| 八十場駅 | - | - | - |
| 坂出駅 | - | 58.7万/坪 (24.6年/121坪) | 20.4万/坪 (39.5年/88.9坪) |
| 宇多津駅 | 31.3万/坪 (33.3年/151坪) | 43.4万/坪 (31.3年/63.2坪) | 43.0万/坪 (22.3年/58.2坪) |
| 丸亀駅 | 37.7万/坪 (31.0年/58.4坪) | 45.9万/坪 (24.5年/81.9坪) | 35.2万/坪 (35.9年/118坪) |
| 讃岐塩屋駅 | - | - | - |
| 多度津駅 | 25.7万/坪 (35.6年/137坪) | 16.1万/坪 (43.3年/59.5坪) | 47.9万/坪 (34.1年/68.1坪) |
| 海岸寺駅 | 15.0万/坪 (56.3年/165坪) | - | - |
| 津島ノ宮駅 | - | - | 5.4万/坪 (0年/169坪) |
| 詫間駅 | - | 21.8万/坪 (27.3年/135坪) | 6.1万/坪 (46.9年/76.1坪) |
| みの駅 | - | 8.3万/坪 (52.3年/393坪) | 5.7万/坪 (46.3年/160坪) |
| 高瀬駅 | - | 8.8万/坪 (46.3年/65.5坪) | 53.7万/坪 (7.3年/57.5坪) |
| 比地大駅 | - | - | - |
| 本山駅 | - | 190万/坪 (47.3年/121坪) | 12.1万/坪 (40.8年/122坪) |
| 観音寺駅 | 28.3万/坪 (28.3年/109坪) | 35.2万/坪 (28.3年/95.6坪) | 55.9万/坪 (19.0年/73.9坪) |
| 豊浜駅 | - | 4.0万/坪 (16.8年/295坪) | 35.4万/坪 (3.3年/180坪) |
| 箕浦駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鬼無駅 82.7 万/坪(昨年同期比 +244.5 ％)
鬼無駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +244.5％( +58.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 22.8年から -33.0 ％減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 180.7 坪から -65.7 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 140.7 坪から -79.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.8 年 → 2024年 15.3 年、-33.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 18.7 分、+55.6 ％と大きく増加)
端岡駅 74.3 万/坪(昨年同期比 +142.1 ％)
端岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +142.1％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 39.3年から -59.9 ％減)。平均土地面積は 246.5 坪 (昨年 52.9 坪から +365.7 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 42.4 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 39.3 年 → 2024年 15.8 年、-59.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 20.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
香西駅 17.3 万/坪(昨年同期比 -54.8 ％)
香西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.8％( -21.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 37.3年から +17.9 ％増)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 86.2 坪から +49.1 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 32.3 坪から +19.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 37.3 年 → 2024年 44.0 年、+17.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.0 分 → 2024年 25.8 分、+22.6 ％と大きく増加)
宇多津駅 31.3 万/坪(昨年同期比 -27.9 ％)
宇多津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -27.9％( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 31.3年から +6.4 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 63.2 坪から +139.2 ％増)。平均建物面積は 79.7 坪 (昨年 25.7 坪から +209.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.2 分 → 2024年 30.0 分、+10.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示