【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の高松琴平電鉄長尾線 (瓦町駅～長尾駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -30.1％( -18.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 78 件(１年前(2023年)に比べて -38.1％( -48件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 24.2年から +15.0 ％増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 82.7 坪から -13.4 ％減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 53.5 坪から -23.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。高田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは木太東口駅で昨年に比べ +103.2 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(木太東口駅、高田駅)は +63.2 ％(坪単価 +30.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(林道駅、平木駅)は -77.4 ％(坪単価 -54.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.6 ％ → 2024年 31.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.2 年 → 2024年 27.8 年、+15.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.9 ％ → 2024年 35.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.1 ％ → 2024年 10.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木太東口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +103.2％( +51.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった林道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -87.9％( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄長尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 33.2万/坪 (45.4年/33.0坪) | 46.8万/坪 (45.7年/62.5坪) | 84.1万/坪 (38.8年/71.6坪) |
| 花園駅 | 35.2万/坪 (23.5年/54.1坪) | 33.5万/坪 (42.5年/253坪) | 68.6万/坪 (14.7年/74.7坪) |
| 林道駅 | 8.8万/坪 (52.4年/66.8坪) | 72.7万/坪 (23.8年/85.1坪) | 54.1万/坪 (26.7年/73.1坪) |
| 木太東口駅 | 101万/坪 (8.6年/64.5坪) | 49.7万/坪 (28.8年/42.0坪) | 47.9万/坪 (24.8年/51.1坪) |
| 元山駅 | 45.1万/坪 (56.1年/51.8坪) | 83.8万/坪 (20.3年/60.0坪) | 51.7万/坪 (22.9年/91.4坪) |
| 水田駅 | 44.6万/坪 (22.7年/79.6坪) | 79.5万/坪 (9.4年/91.0坪) | 54.7万/坪 (16.9年/77.3坪) |
| 西前田駅 | - | 31.1万/坪 (35.5年/78.7坪) | 11.5万/坪 (46.7年/141坪) |
| 高田駅 | 47.8万/坪 (19.3年/54.2坪) | 38.8万/坪 (28.5年/64.5坪) | 25.4万/坪 (29.5年/71.1坪) |
| 池戸駅 | 45.6万/坪 (15.1年/102坪) | 45.8万/坪 (24.0年/82.6坪) | 24.8万/坪 (33.8年/129坪) |
| 農学部前駅 | 16.0万/坪 (36.0年/226坪) | 42.3万/坪 (27.1年/96.2坪) | 65.4万/坪 (8.8年/74.7坪) |
| 平木駅 | 22.0万/坪 (41.7年/56.7坪) | 66.6万/坪 (13.5年/76.8坪) | 42.6万/坪 (21.1年/80.8坪) |
| 学園通り駅 | - | 58.9万/坪 (18.5年/97.8坪) | 42.4万/坪 (19.7年/82.0坪) |
| 白山駅 | 90.2万/坪 (1.5年/56.0坪) | - | 84.1万/坪 (1.3年/52.9坪) |
| 井戸駅 | - | 74.0万/坪 (2.0年/57.5坪) | - |
| 公文明駅 | - | 42.9万/坪 (37.0年/60.5坪) | 7.1万/坪 (27.0年/484坪) |
| 長尾駅 | 31.0万/坪 (24.1年/66.8坪) | 42.5万/坪 (30.8年/138坪) | 58.9万/坪 (13.9年/90.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
木太東口駅 101.1 万/坪(昨年同期比 +103.2 ％)
木太東口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +103.2％( +51.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 28.8年から -70.2 ％減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 42.0 坪から +53.5 ％増)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 25.4 坪から +11.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.8 年 → 2024年 8.6 年、-70.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 ％ → 2024年 83.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.6 分 → 2024年 13.4 分、+15.6 ％と増加)
高田駅 47.8 万/坪(昨年同期比 +23.3 ％)
高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +23.3％( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +83.3％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 28.5年から -32.2 ％減)。平均土地面積は 54.2 坪 (昨年 64.5 坪から -16.1 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 24.2 坪から +18.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.5 年 → 2024年 19.3 年、-32.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.8 分 → 2024年 30.6 分、+93.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
林道駅 8.8 万/坪(昨年同期比 -87.9 ％)
林道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -87.9％( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.4年(昨年 23.8年から +119.8 ％増)。平均土地面積は 66.8 坪 (昨年 85.1 坪から -21.6 ％減)。平均建物面積は 23.9 坪 (昨年 58.4 坪から -59.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.8 年 → 2024年 52.4 年、+119.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 100.0 ％)
平木駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -66.9 ％)
平木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -66.9％( -44.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 13.5年から +208.3 ％増)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 76.8 坪から -26.2 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 33.6 坪から -7.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.5 年 → 2024年 41.7 年、+208.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示