【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR身延線 (富士駅～稲子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.1％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 160 件(１年前(2023年)に比べて -55.2％( -197件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 22.4年から +5.9 ％増)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 93.9 坪から -11.8 ％減)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 50.4 坪から -13.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。芝川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは芝川駅で昨年に比べ +50.1 ％、坪単価は 38.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(芝川駅、竪堀駅)は +29.3 ％(坪単価 +9.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沼久保駅、源道寺駅)は -45.5 ％(坪単価 -16.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.9 ％ → 2024年 3.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.5 ％ → 2024年 21.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.0 ％ → 2024年 35.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.9 ％ → 2024年 28.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった竪堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.0万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.5％( +5.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった沼久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.1％( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR身延線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 65.2万/坪 (23.5年/82.9坪) | 61.4万/坪 (20.5年/84.1坪) | 66.7万/坪 (18.6年/84.3坪) |
| 柚木駅 | 66.1万/坪 (12.3年/34.8坪) | 75.6万/坪 (6.5年/78.7坪) | 66.4万/坪 (26.1年/64.3坪) |
| 竪堀駅 | 68.0万/坪 (25.6年/56.0坪) | 62.7万/坪 (24.6年/68.1坪) | - |
| 入山瀬駅 | 52.1万/坪 (22.1年/112坪) | 54.2万/坪 (30.7年/98.7坪) | 42.4万/坪 (31.9年/59.7坪) |
| 富士根駅 | 52.2万/坪 (28.7年/90.4坪) | 51.3万/坪 (21.8年/83.0坪) | 38.0万/坪 (24.2年/78.4坪) |
| 源道寺駅 | 34.5万/坪 (26.4年/58.6坪) | 54.7万/坪 (22.9年/66.3坪) | 52.3万/坪 (20.5年/62.3坪) |
| 富士宮駅 | 49.9万/坪 (24.3年/86.1坪) | 53.4万/坪 (24.2年/124坪) | 46.0万/坪 (25.9年/113坪) |
| 西富士宮駅 | 50.4万/坪 (19.5年/67.3坪) | 50.9万/坪 (18.8年/79.1坪) | 45.2万/坪 (27.9年/78.3坪) |
| 沼久保駅 | 10.7万/坪 (27.3年/72.6坪) | 23.2万/坪 (34.5年/71.1坪) | - |
| 芝川駅 | 38.9万/坪 (39.4年/108坪) | 25.9万/坪 (49.5年/96.8坪) | 14.2万/坪 (32.5年/87.0坪) |
| 稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
芝川駅 38.9 万/坪(昨年同期比 +50.1 ％)
芝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +50.1％( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.4年(昨年 49.5年から -20.5 ％減)。平均土地面積は 108.1 坪 (昨年 96.8 坪から +11.7 ％増)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 96.8 坪から -55.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 49.5 年 → 2024年 39.4 年、-20.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 24.5 分 → 2024年 43.0 分、+75.5 ％と大きく増加)
竪堀駅 68.0 万/坪(昨年同期比 +8.5 ％)
竪堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.0万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.5％( +5.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 24.6年から +4.1 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 68.1 坪から -17.8 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 34.8 坪から -6.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.8 分 → 2024年 20.0 分、+45.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
沼久保駅 10.7 万/坪(昨年同期比 -54.1 ％)
沼久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.1％( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 34.5年から -21.0 ％減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 71.1 坪から +2.1 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 56.0 坪から -16.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.5 年 → 2024年 27.3 年、-21.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 6.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
源道寺駅 34.5 万/坪(昨年同期比 -36.9 ％)
源道寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -36.9％( -20.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 22.9年から +15.2 ％増)。平均土地面積は 58.6 坪 (昨年 66.3 坪から -11.6 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 34.6 坪から -5.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.9 分 → 2024年 12.2 分、-11.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.9 年 → 2024年 26.4 年、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示