【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR身延線 (富士駅~稲子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.6万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -19.0%( -12.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 59 件(1年前(2023年)に比べて -28.0%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 19.0年から +25.5 %増)。平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 85.2 坪から +5.2 %増)。平均建物面積は 40.7 坪 (昨年 48.2 坪から -15.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。入山瀬駅、富士根駅、芝川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは入山瀬駅で昨年に比べ +97.4 %、坪単価は 53.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(入山瀬駅、富士根駅)は +87.5 %(坪単価 +27.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西富士宮駅、源道寺駅)は -38.6 %(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.1 % → 2024年 17.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.0 年 → 2024年 23.8 年、+25.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.4 % → 2024年 38.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.6 % → 2024年 24.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった竪堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -22.2%( -23.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった源道寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -32.4%( -15.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR身延線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富士駅 | 63.5万/坪 (21.3年/93.0坪) | 74.2万/坪 (15.4年/85.6坪) | 72.9万/坪 (16.9年/90.2坪) |
柚木駅 | 66.1万/坪 (12.3年/34.8坪) | - | 94.0万/坪 (1.3年/43.9坪) |
竪堀駅 | 81.9万/坪 (12.3年/45.4坪) | 105万/坪 (3.3年/48.4坪) | - |
入山瀬駅 | 53.7万/坪 (19.3年/200坪) | 27.2万/坪 (40.3年/74.1坪) | - |
富士根駅 | 63.1万/坪 (8.3年/68.8坪) | 35.5万/坪 (33.6年/102坪) | 30.9万/坪 (30.3年/39.3坪) |
源道寺駅 | 31.6万/坪 (20.3年/60.5坪) | 46.8万/坪 (22.3年/48.4坪) | 35.3万/坪 (27.5年/50.3坪) |
富士宮駅 | 47.5万/坪 (25.9年/89.0坪) | 57.9万/坪 (21.7年/94.5坪) | 45.0万/坪 (23.0年/87.3坪) |
西富士宮駅 | 32.0万/坪 (30.9年/75.8坪) | 57.8万/坪 (12.9年/58.6坪) | 42.1万/坪 (25.3年/64.3坪) |
沼久保駅 | 10.7万/坪 (27.3年/72.6坪) | - | - |
芝川駅 | 66.3万/坪 (33.3年/71.1坪) | 18.2万/坪 (33.3年/69.6坪) | |
稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
入山瀬駅 53.7 万/坪(昨年同期比 +97.4 %)
入山瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +97.4%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 40.3年から -52.2 %減)。平均土地面積は 200.2 坪 (昨年 74.1 坪から +170.1 %増)。平均建物面積は 58.0 坪 (昨年 51.4 坪から +12.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 40.3 年 → 2024年 19.3 年、-52.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 25.0 分、+150.0 %と大きく増加)
富士根駅 63.1 万/坪(昨年同期比 +77.6 %)
富士根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +77.6%( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.3年(昨年 33.6年から -75.4 %減)。平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 101.6 坪から -32.3 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 43.4 坪から -11.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.6 年 → 2024年 8.3 年、-75.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.8 分 → 2024年 15.0 分、-15.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 50.0 %)
西富士宮駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -44.7 %)
西富士宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.7%( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて +25.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 12.9年から +139.6 %増)。平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 58.6 坪から +29.3 %増)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 34.8 坪から +23.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.9 年 → 2024年 30.9 年、+139.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.6 分 → 2024年 32.8 分、+59.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 30.0 %)
源道寺駅 31.6 万/坪(昨年同期比 -32.4 %)
源道寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -32.4%( -15.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.3年(昨年 22.3年から -9.0 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 48.4 坪から +25.0 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.0 坪から +18.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.5 分 → 2024年 9.5 分、+46.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示