【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR身延線 (富士駅～稲子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -21.9％( -15.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 67 件(１年前(2021年)に比べて -35.6％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 21.0年から +11.4 ％増)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 75.2 坪から +38.9 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 42.0 坪から +9.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全ての駅において下落した。富士駅、富士根駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは西富士宮駅で昨年に比べ -48.1 ％、坪単価は 39.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(富士駅)は -15.2 ％(坪単価 -11.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西富士宮駅)は -48.1 ％(坪単価 -36.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.0 ％ → 2022年 3.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.7 ％ → 2022年 23.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.0 年 → 2022年 23.4 年、+11.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.7 ％ → 2022年 37.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.8 ％ → 2022年 25.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富士駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.9万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.2％( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2021年)に比べて -42.6％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富士根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.3％( -6.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR身延線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 63.9万/坪 (20.7年/88.7坪) | 75.3万/坪 (18.6年/77.7坪) | 62.9万/坪 (19.1年/97.6坪) |
| 柚木駅 | - | 46.8万/坪 (9.8年/45.4坪) | - |
| 竪堀駅 | - | - | - |
| 入山瀬駅 | - | 51.1万/坪 (28.8年/65.0坪) | 21.5万/坪 (40.3年/106坪) |
| 富士根駅 | 38.3万/坪 (22.8年/101坪) | 45.3万/坪 (35.8年/83.2坪) | 49.1万/坪 (19.4年/97.2坪) |
| 源道寺駅 | 40.1万/坪 (28.8年/63.5坪) | 62.1万/坪 (17.4年/73.0坪) | 65.7万/坪 (4.4年/48.4坪) |
| 富士宮駅 | 47.4万/坪 (23.8年/142坪) | 67.0万/坪 (26.5年/71.1坪) | 48.4万/坪 (26.3年/124坪) |
| 西富士宮駅 | 39.6万/坪 (32.8年/93.0坪) | 76.4万/坪 (14.6年/76.5坪) | - |
| 沼久保駅 | - | - | - |
| 芝川駅 | - | 52.2万/坪 (25.8年/60.5坪) | - |
| 稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富士駅 63.9 万/坪(昨年同期比 -15.2 ％)
富士駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.9万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.2％( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2021年)に比べて -42.6％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 18.6年から +11.2 ％増)。平均土地面積は 88.7 坪 (昨年 77.7 坪から +14.2 ％増)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 47.8 坪から -5.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 34.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 18.6 年 → 2022年 20.7 年、+11.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 ％ → 2022年 28.1 ％)
西富士宮駅 39.6 万/坪(昨年同期比 -48.1 ％)
西富士宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -48.1％( -36.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 14.6年から +125.1 ％増)。平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 76.5 坪から +21.5 ％増)。平均建物面積は 34.2 坪 (昨年 34.8 坪から -1.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.6 年 → 2022年 32.8 年、+125.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示