【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の弘南鉄道弘南線 (弘前駅～黒石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -13.8％( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +33件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 26.1年から +27.8 ％増)。平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 88.4 坪から +23.4 ％増)。平均建物面積は 79.7 坪 (昨年 48.8 坪から +63.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。田舎館駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは弘前東高前駅で昨年に比べ +193.5 ％、坪単価は 40.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(弘前東高前駅)は +193.5 ％(坪単価 +26.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(黒石駅)は -37.6 ％(坪単価 -17.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 46.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.1 年 → 2023年 33.3 年、+27.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 ％ → 2023年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった弘前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -16.4％( -8.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2022年)に比べて +161.5％( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田舎館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +55.6％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 弘南鉄道弘南線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弘前駅 | 42.2万/坪 (31.0年/102坪) | 50.5万/坪 (26.2年/78.3坪) | 65.3万/坪 (24.4年/93.5坪) |
| 弘前東高前駅 | 40.1万/坪 (22.5年/49.9坪) | 13.7万/坪 (34.5年/118坪) | 56.5万/坪 (19.9年/69.9坪) |
| 運動公園前駅 | - | - | - |
| 新里駅 | - | - | - |
| 館田駅 | - | - | 28.9万/坪 (29.5年/78.7坪) |
| 平賀駅 | 11.7万/坪 (36.9年/150坪) | 11.2万/坪 (28.9年/115坪) | 9.9万/坪 (40.5年/130坪) |
| 柏農高校前駅 | - | - | - |
| 津軽尾上駅 | 21.7万/坪 (25.9年/72.2坪) | - | 57.9万/坪 (-0.50年/75.6坪) |
| 田んぼアート駅 | - | - | - |
| 田舎館駅 | 7.3万/坪 (52.5年/424坪) | - | |
| 境松駅 | - | - | - |
| 黒石駅 | 29.3万/坪 (43.1年/77.7坪) | 46.9万/坪 (20.2年/86.2坪) | 23.3万/坪 (29.0年/87.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
弘前東高前駅 40.1 万/坪(昨年同期比 +193.5 ％)
弘前東高前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +193.5％( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.5年(昨年 34.5年から -34.8 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 118.0 坪から -57.7 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 87.7 坪から -51.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.5 年 → 2023年 22.5 年、-34.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 3.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
黒石駅 29.3 万/坪(昨年同期比 -37.6 ％)
黒石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -37.6％( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.1年(昨年 20.2年から +113.6 ％増)。平均土地面積は 77.7 坪 (昨年 86.2 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 61.6 坪 (昨年 57.0 坪から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 42.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.2 年 → 2023年 43.1 年、+113.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.0 分 → 2023年 28.1 分、+22.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示